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【食戟のソーマ/21話/神回】田所&幸平VS四宮のネタバレ感想 : ソーマの啖呵が最高

はじめに

食戟のソーマの21話「至上のルセット」から始まる食撃のソーマ最初の神回についてネタバレありで感想を書いてみます。

ちなみに状況としては田所達は地獄の選抜合宿に参加しており、退学をかけて授業に臨んでいます。そして、一つ目の課題にて幸平のサポートがうまくできた田所は自分に対する自信を高め、信頼できるメンバーを見ながら『もっと皆と一緒にいたい。もっと料りが上手になりたいよ。私、頑張るね…』と語るも次のカットで四宮に「退学(クビ)だ」と言われるカットがネタバレで差し込まれていました。

クビになる流れ

冒頭、四宮(冬月卒業生&イタリアの有名日本人シェフ)が登場して「ルセット(レシピ)は行き渡ったか?」と言いますが、生徒達は「最悪だ」「昨日は30人以上退学させたらしいぜ」と四宮の厳しさに恐れ慄きます。

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鬼厳しい四宮

そして、今回はチーム戦ではなく1人で取り組む課題。四宮は「食材は厨房後方の山から任意で選び使用してくれ」と言い、「周りの奴ら全員敵だと思って取り組むのが懸命だぜ」と続けます。

開始早々、四宮の言葉通りに皆は食材をバーゲンセールのように奪い合い、その熱気に押されながら田所は食材を取りに行くも、カリフラワーの置き場所に行った時には状態の悪いものしか残っていませんでした。

そんな中、幸平創真は順当に合格を勝ち取り、遅れて田所恵もできた料理を持っていくも四宮は「クビだ」とだけ告げ、皆に「さ、これで全員提出したな?」と締めに入ろうとします。

そんな四宮に「どうして私の品、駄目なんでしょう?」と田所は聞くと、カリフラワーの痛みを漂白作用のあるワインビネガーでカバーしていたことを見抜いて「誰がルセットを変えていいと言った?」と強烈な一言。元々のメニューは各野菜の甘味を活かすものなのに酸味を足すと別料理、課題に沿わない品を出せば失格、というのが四宮ロジック。筋は通っています。

退学取り消しを賭けた宣戦布告

四宮は「納得したか?」と問うと、幸平が「納得いかないっすね」と割って入り、食材管理の責任はシェフにあると四宮側の非に言及。

すると四宮は「状態の悪いカリフラワーをわざと混ぜた」と明かし、カリフラワーの傷みやすいという特徴を考慮して真っ先にそれを確保しにいかない鈍間を見るのが目的だったと言います。まだ食い下がる幸平は何かを言おうとしますが、四宮の「料理長は俺だ。俺が創ったルセットに手を加える事が下っ端に許されるわけ無ぇだろう」と凄みを利かせながら一蹴。

四宮は「お前もクビにしてやろうか?」と幸平を挑発すると、田所は「私のことはいいの」と涙を浮かべながら幸平を引っ張り、無理して笑顔を作ります。

その笑顔にスイッチの入った幸平は四宮に宣戦布告。「食戟であんたを負かしたら田所の退学取り消してくんないすか?

ここで21話が終了。たった1話でこの熱量…濃い!

終わりに

この回を見ていると、四宮側もかなり筋が通った意見なんですよね。なので嫌なキャラに見えつつもどこか嫌いになれない。

そしてかっこいいのは、田所の笑顔を見て幸平創真の表情が変わるシーン。さすが少年ジャンプ作品とも言える、読者が痺れる主人公体質のやり取りに感激しました。

ちなみに四宮のこの過剰とも言えるストイックさにも理由があることが後の4巻で明らかになってこちらも泣ける。