はじめに
食戟のソーマの学生選抜にて田所さんの開花が評価される回が好きなんですよね。
具体的には第58話で「彼女の思い出」という回。
今回はそのネタバレ感想です。
田所の料理～回想～開花
田所の料理に観客含めて皆は関心を示しませんが、田所恵の番になると応援席にいた漁師のような風体のおじさん集団が声援を送ります。その異様な雰囲気に観客は「あの厳ついおっさん達に慕われてるっぽいぞ…」とざわざわモード。
審査員は「小菊南瓜」「立川牛蒡」「赤筋大根」「あんこう」と言う食材に共通点があることに気づくと、田所は「私が生まれた土地の匂いまで感じてもらえるようなそんなカレーを作りたかったんです」と言いました。
ここで田所の回想シーン。
9年前。年齢もあって名物のあんこうの吊るし切りの余興ができなくなった祖父のために、田所は魚の卸売り場の集団に頼み込んでいました。卸売り場のおじさんは追い返そうとキツく当たってみるも食らいつく田所にいつしか心を開き、卸市場のおじさん達は「おうっ来たか」と田所を仲間のように迎えるようになります。
そして田所は取得した技を家族の前で披露し、「これで吊るし切り続けられるかな？」と母親に問うと、母親は真剣な顔になり「東京にね、有名な料理学校があるそうなの。そこに入学してみる気はない？」と質問。自分は旅館の手伝いが…と返す田所に「最終的に恵がここで働くって決めるならそれでいいの。でも、一度でも広い世界を見てきてほしいって思うの」と返しました。
先程の漁師のおじさん含め、村のみんなには「この子は村一番の出世頭になる」と期待を込めて送り出されますが、東京では「E評価を連発」。しかし電話では家族に「順調」と嘘をつき、泣きながら自主練してきた過去がありました。泣ける…
そして審査員の採点に。
各審査員は点数をつけると、それを見た一式先輩は目を細めながら「遂に来たね、田所ちゃん。小さな小さな君の庭から羽ばたく日だ」と呟くと田所恵が4位に食い込む点数が電光掲示板に表示されて58話終了。おもしろい...
終わりに
田所関係は四宮戦でも熱くなりましたが
今回は田所恵単独での快挙。
親に心配をかけまいと嘘をつきながら努力をするも報われない日々を過ごしていた少女が、きっかけを掴んで爆発する様を見て感動する回でした。おすすめです。
