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【食戟のソーマ/26話/神回】"ひと皿の記憶"のネタバレ感想 : 四宮の過去になるほど納得

はじめに

食戟のソーマにて以下の回で幸平は四宮に食戟を挑みました。

田所がシェフとして調理を行い、どちらの料理も絶賛されるも審査員三人は四宮側に票を入れるのが25話「その面影」でした。
今回はそこからの26話のネタバレ感想です。

四宮の過去

四宮はそれに「まぁ落ち込むことないさ、当然の帰結ってやつなんだから」と言い残して帰ろうとすると、その場を取り仕切っていった堂島シェフは田所側の方にコイン(票)をいれます。

それを見た四宮は「審査員でもないあんたが何を言い出すんだよ」とつっかかるも、堂島は「田所くんが作った料理、その中に答えはあるぞ」と言いながら四宮が”料理人として停滞”していることを指摘します。

ここから四宮の過去シーン。
現在審査員をしている乾日向子(後輩)やドナート梧桐田(後輩)、水原冬美(同期)は四宮がフランスに行くのを見送ります。
18歳の四宮は「フランスで自分の店を持ってプルスポール勲章(その年で最もフランス料理に貢献した料理人に与えられる賞/架空)を獲る」と意気込んでいました。

しかし、店を開くも東洋人への差別意識や若すぎる四宮への反発にて厨房のスタッフは「パリではこちらの方が好まれますよ?ま、日本人には分からないか」などと勝手に料理の味を変える嫌がらせを受けます。店の経営が傾く中で四宮は闇落ちし、スタッフすら敵とみなして張り詰めて行く中でついにその勲章を取得した過去がありました。

田所の料理

堂島は四宮がその頂を取ったことで前進していない様を見抜いてそれを指摘。
四宮は「あなたに何が分かる、遠月グループの雇われシェフやっているあんなたなんかにこの俺の何g」と声を荒げますが、堂島は「食ってみろ」と田所が作った料理を差し出します。

四宮は「火入れが甘い」「パテのつなぎもなっていない」と冷静に評しながらも、内心で『なのになぜ、こんなにも心に染みるのか。拙さはある。だが工夫の一つ一つに食べる側の気配りが込められていて、張り詰めた心をほどいていくような...』と感じて幼き日に母から受けた愛情を思い出します。

四宮は涙を流し、堂島から受け取ったコインを田所側に落としてしまいました。最後のコマは「カチャン」というコインが落ちた音だけで終わる秀逸の26話!>

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母を思い出し涙を流す四宮

終わりに

いやー、泣けました。
こういう過去もあって生徒に対してもキツく言ってたんですね。最初の登場シーンにて整髪剤に匂いがするものをしていた生徒を退学にし、「俺の店を潰す気か?」と言っていたこととも繋がる爽快なフラグ回収会。

次回はいよいよ田所がそれを退学を回避するのか否かが決定する回。