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【愛の不時着】9話の感想ネタバレ(前編下):ジョンヒョク両親の印象が一気に変わった

はじめに

『愛の不時着』(あいのふじちゃく、韓国語原題: 사랑의 불시착 , 英: Crash Landing on You)を見た感想をあらすじネタバレ有りで記載しました。尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。

前回は以下。ジョンヒョクは収監から逃れるために策を第5中隊メンバーに伝えました。

日の目を見れないのは..

奥様集団のリーダー、マ・ヨンエは帰宅した夫であるセ・テジュ大佐にジョンヒョクについて話を振ると「上官に殴りかかるとは」と呆れながら以下の回にてジョンヒョクのせいで取り調べを受けたこともあるので「日の目を見れないな」と嘲りモード。

するとヨンエはジョンヒョクが総政治局長の息子であることを打ち明け、「日の目を見られないって?それはあなたよ!」とテジュを叱責しました。今更ですがジョンヒョクとチョルガンって直接の上下関係だったんですね...

一方、 監禁部屋から連れ出されたセリは、ジョンヒョクの父親(リ・チュンリュル)と対面。
セリはダンの父親と勘違いをしながら「そっくりです。人一倍勘が鋭いので...」と言ってテキトーな発言をし、その会話の中でジョンヒョクは「とても素敵だが気持ちは一方的」と言いつつジョンヒョクは力を持っていないので「韓国への帰還のために力を貸して欲しい」と懇願。しかし、チュンリュルは取り合いません。

無事釈放

監禁部屋に戻ったセリですが、ジョンヒョクの母親(キム・ユンヒ)が訪ねると、セリはジョンヒョクの安否を問いながら「私のせいで困ったりすることは絶対にあってはならない」とジョンヒョクを気にします。そんなセリはユンヒとの対話の中でこの家がジョンヒョクの両親邸だと気づき、ジョンヒョクのアルバムや絵日記を見ながら「ジョンヒョクがピアニストになりたかったこと」を知りました。

そんな裏で、部下はチュンリュルにセリのことがバレれば政治局長として責任を取らされることがあると言いながら「軍事部長が動いているし時間がありません。命令を下されば、今夜でも連れ出して静かに処理します」と物騒な発言。しかしチュンリュルは「家内が一晩は泊めたいと言い出して...。とりあえず今夜は見過ごそう」と渋りながら返しました。軍事部長が動いているのを察知してるのすごい!

場面変わってテジュ大佐は収監所に来た上で、責任者にジョンヒョクの家系を耳打ち。
するとさっきまで強気だった男性も「実を言うと拘置所長としてこれは殴打事件かという疑問を持っていました!」と開き直り、あっさり釈放。釈放するロジックのやり取りは割愛しますがかなり笑えます。
テジュはジョンヒョクに馴れ馴れしく肩を回し「なぜ私に助けを求めなかった、反省しろ」と柔和モードで接し、ジョンヒョクはテジュ大佐にとあるお願いをするも大佐は快諾しました。

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打って変わって優しくなったテジュ大佐

息をしなさい!

ユンヒはセリに食事を振る舞うと、セリはジョンヒョクを「お母さんに似て心が温かいんですね」と評します。
それを聞いたユンヒはその言葉に視線を落としながら「もともと温かい子だったのに冷たくなったの。誰にも心を開かず冷淡にね。」と返し「温かいなんて、良かったわ」と笑顔で続けました。

するとジョンヒョクは実家に到着し、父親に「彼女はどこですか?」と問うもチュンリュルは「なんのことだ?」と白を切ります。
一方でそれに気づいたセリも「息子さんに散々迷惑をかけてしまいました。もう会いたくありません」と匿うようユンヒに頼みます。

ジョンヒョクの問いに答えずに沈黙を続けていたチュンリュルは「お前は自分の将来を考えないのか?」と重い口を開いて逆質問すると、「考えているからこうしてるんです」と返し、「この先、今日のことを後悔したくありません。もっと頑張ってたら助けられたのに、と二度は嫌なんです」と涙声で続けます。
それを聞いたチュンリュルはムヒョクの葬式にて肩を震わせながら涙した日を思い出して俯いていると、ジョンヒョクは「ここに来るまで息もつけませんでした。彼女を守れないと僕の人生は地獄になります」と宣言。すると、それを物陰から聞いていたユンヒは「息をしなさい!息子を地獄には落とせない」とセリを引き連れながら登場。なんだかんだで良い父親と母親...

ここでBGMのFlowerが流れ、二人は歩み寄りながら「遅れてすまない」「私こそごめん、私が来なければ...」「いや、それは違う」と言い合いました。

ちなみにこのシーンを見たお父さんは”あちゃー”という顔で頭を抱え、視聴者からすると感動と爆笑のコンボ!

終わりに

ジョンヒョクが父親の肩書を噂として流すことで、父親に直接頼むことなく外にでることに成功しました。
この「父親がかなりお偉いさん」というパターンには少しげんなりすることはありますが、それでもやっぱり見ていてスッキリ。

そして一番印象に残ったのは、ムヒョクの死の場面でジョンヒョクと同じように涙を流していた父チュンリュル。
冷徹な父親なのかな~と思っていましたがその印象が代わり、最後のため息をつきながら頭を抱えるシーンで一気に親近感を持ってしまいました。

次回も楽しみです。