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【愛の不時着】9話の感想ネタバレ(後編上):チュンリュルの威厳が渋くてかっこいい

はじめに

『愛の不時着』(あいのふじちゃく、韓国語原題: 사랑의 불시착 , 英: Crash Landing on You)を見た感想をあらすじネタバレ有りで記載しました。尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。

前回は以下。セリとジョンヒョクは合流しました。

ダンの昔話

チュンリュルは「父親に声を荒げて気が済んだか?」と怒り気味に言い、セリのせいで一家は破滅するところだったと問いつめるとジョンヒョクは「保衛部に連行されたら消されるかもしれないので通報しませんでした」と本音を吐露。その言い訳の理解に苦しむチュンリュルは「やれやれ、顔も見たくない」と二人を追い出そうとしますが、母親ユンヒは一緒に食事をするように誘いました。お母さんの優しさが沁みる...

一方でダンはスンジュンとバーで飲みながら「17歳の時に私達は同じ学校に通っていた」とジョンヒョクとの昔話をします。
当時からジョンヒョクは「ハンサム」と女学生から大人気で、同じくダンも恋心を寄せていました。そんなダンは、縁談が決まった際にジョンヒョクが当時いたスイスまで会いに行くも、ダンを見たジョンヒョクは「(縁談の件は)父に聞きました。初めまして」と挨拶をされたとスンジュンに明かし、「私を覚えていないの?私が先に好きになったのよ」とセリに取られていることを愚痴ります。ダンは本気でジョンヒョクのこと好きだったんですね。

スンジュンは「順番なんて関係ないよ」と諭しますがダンは「彼女に振られたくせに」と酔っ払いながら悪態をつき、結局は酔いつぶれたダンはスンジュンに自宅まで送られました。酔っぱらいダンがかわいい...

曲の名は?

前回ジョンヒョクのアルバムを見てピアニスト志望だと知ったセリは、自分が気になっているメロディーを弾きながら「誰も知らないの」とこぼすと、ジョンヒョクは「なぜこの曲を知っている?」と逆質問。以下の第七話のエピローグですね。

セリは「スイスで誰かの演奏を聴いたの。そこは雪景色の綺麗な湖だった...」と返すと、ジョンヒョクは「イゼルトヴァルト*1」と重ね、それは兄のために作った曲で自分がそこで演奏していたとカミングアウト。

The Song for My Brother (feat. 정혁)

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ジョンヒョクはその曲をセリに変わってピアノで弾いていると背景が当時のスイスの映像に変わる演出が入り、セリは当時死のうとしていたことを思い出しながら「あなたは気づかないうちに私を助けてくれた」と感極まります。が、ジョンヒョクは「明日、君は家に帰る」と告げます。えっ?

というの前回ジョンヒョクはテジュ大佐に第五中隊を非武装地帯の勤務に緊急交代するようにお願いしていました。
グァンボムは第五中隊のメンバーに「セリさんと前哨地に行くために交代を願い出たんです」と説明するとジュモクやチスも「あそこは完全に俺たちのナワバリだ」と自信を見せます。

チョルガンVSチュンリュル

チョルガンは軍事局長と接触し、チュンリュル邸にセリがいる可能性が高いことを告げながら「今押しかければすごい収穫がありますよ」とけしかけます。軍事局長はその案に乗り、「ピョ少佐が気になる情報を持ってきましてね....保衛司令部が捜索中の者がこの家に居ると...」と乗り込みます。しかしチュンリュルは「それで私の家を捜索するとでも言うのか?」と睨むと、軍事局長は「まさかとんでもないです」と気を遣いながらも「万が一隠れていて局長に危害を加えたりしてはいけないでしょう」と続けて捜索が始まります。

しかしセリは見当たらず、チュンリュルの「日が暮れるぞ」という言葉に「間違った情報だったようです」と恐縮しながら返し、チョルガンを足蹴り。

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小突かれて焦る軍事局長

しかしチョルガンは「息子さんが来てあの女を連れ出したのでは?」と負けずに問うと、チュンリュルはわざとらしく頭をかき「聞いてないか?脱宮兵のせいで緊急交代が行われ、息子は中隊を率いて前哨地に移動しているんだ」と返します。

それを聞いたチョルガンは「前哨地に行ったのは女を南に逃がすためです!間違いないです」と軍事局長に言いますが、軍事局長はそれをビンタで黙らせ「すみません、この者は私が処理します。」と頭を下げました。一度失敗しただけでこうも信頼が崩れるとは...

終わりに

チョルガンは軍事局長をたぶらかして勝負に出ましたが、一歩先にセリはそこを出ていた模様。頭が切れるチョルガンが一度の失敗で暴力的に扱われるのは可哀想な気がしつつも「セリを拷問してでも...」という悪党キャラですからね。

そして今回一番痺れたのはチュンリュルの落ち着いた佇まい。
セリが家に居ないにも関わらず家を捜索されることを嫌がるフリをし、チョルガンに言い当てられてもそれに慌てずお茶をゆっくりすするあたりに大物感が感じられてかっこよかった。こういうどっしりした大人になりたいものです。

*1:イゼルトヴァルト : スイス/ベルナーオーバーラント地方のブリエンツ湖の南岸エリア