本音レビューログ

正直な感想



本音レビューログ

コンテンツの正直な感想と雑イラストが見所。

【僕のヒーローアカデミア】2話の感想 : 夢は現実に...最後のナレーションが痺れる

はじめに

僕のヒーローアカデミアを初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。今回は「ヒーローの条件」がタイトル。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下で出久はオールマイトに問いかけて終わりました。

夢と現実

「ヒーローになれますか?」という問いにオールマイトは振り返りますが、なんとオールマイトはそこで身体が萎んでいきガリガリの不健康そうな青年になります。まさかの展開。

f:id:mtiit:20210703141321p:plain
げっそりしたオールマイト
萎んだオールマイトは「間違ってもネットには書き込むな」と釘を差しながら、過去に受けた攻撃でヒーローの活動限界は数時間であることを明かします。そして「プロはいつだって命がけだよ」と言い、「力が無くとも成り立つとはとてもじゃないが口にできないね」と質問に返します。

欲しい回答ではないことに衝撃を受ける出久に「警察官も立派な仕事だ」と他の選択肢を提示しながら「夢見るのは悪いことではないが相応の現実も見なくてはな」と立ち去ります。ところが、ここで前回倒してペットボトルに閉じ込めたヴィランがいないことにオールマイトは気づきます。

襲われる勝己

その液体のようなヴィランはもともとオールマイトがペットボトルに閉じ込めていましたが、出久とバタバタしていた際にポケットから落ちていました。そしてそのディランはそこから逃げ出すと、同じくトンネルを通りかかった爆豪勝己を人質に取りながら大暴走。

その被害を見てヒーロー達は駆けつけますが、「誰か有利な個性のやつが来るのを待つしか無い」と敵の強さに足踏み状態。

その現場に出久はトボトボしながら通りかかると、先程自分が襲われたヴィランが暴れているのを見て自分がオールマイトの脚に捕まったことで逃してしまったことに気づきます。そして、さらに捕まっているのが勝己だと分かり、『僕はものの数秒で死にそうだったのに』と思いながら震えていると、勝己と出久は目が合います。そして、出久は自分でも分からないままヴィランに向かって走り出しました。

一方、同じく責任を感じたオールマイトは活動限界を超えた状態でありながら現場にいます。
すると、出久がヴィランに向かって走っていく様を目にしてハッとし、『本当に情けない。君に諭してといて己が実践しないなんて』と先ほど言った「プロはいつだって命がけ」という言葉を反芻し、口から血を吐きながらヒーローの姿に変身して敵を粉砕しました。

この物語

出久はオールマイトに申し訳無さを感じながらトボトボと歩いていると、勝己が追いかけてきて「俺はてめぇに助けを求めてねぇぞ。助けられてもねぇ。見下すなよ俺を...」と言い残して去っていきます。なんやこの性格クソ悪マン...

しかし出久はそれに何も言わず、『かっちゃんの言う通りだ。これでちゃんと身の丈にあった将来を...』とヒーローの夢を捨てようとした時、オールマイトが登場。オールマイトは「少年、礼と訂正、そして提案をしにきたんだ」と出久に言います。

出久はオールマイトに謝りますが、オールマイトはトップヒーローは皆「考えるより先に身体が動いていた」と過去を述懐すると出久の行動を重ね、「君もそうだったんだろ?」と問います。出久はそれに涙を流しながら頷くと、オールマイトは「君はヒーローになれる」と一言。その言葉に出久は泣き叫び、以下のナレーション。

夢は現実に。
言い忘れてたけど、これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

終わりに

いやー、泣けました。最後のナレーションが痺れますね。
そして衝撃だったのはムキムキのオールマイトが実は髪の毛ボサボサの浪人生のような風貌という設定。ヒロアカの情報は小耳には挟んでいいましたが、このメインを張るようなキャラにこんなギャップがあることは知らなかったので驚きました。

ヒーローアカデミアを推す人はよく「2話まで見てくれるとハマるはず」と言います。
実際に終盤の流れを見るとその意味がよく分かり、最後のナレーションで心が掴まれました。次回も楽しみです。