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【FF10のストーリー】ネタバレ感想その12 : 常に視聴者目線のティーダがありがたい

はじめに

観る FinalFantasy X(エフエフテン) HD Remaster〜感動の物語〜

というタイトルの動画が上がっていたのでそれを初見で見た感想を書いていきます。

尚、記事の中でのルールとして青字は映像の中の話で心に残った箇所、赤字は私の感想として心に残った箇所とします。

前回は以下。皆は死者と対話しました。

ジスカルとユウナ

死者との対話を終えたユウナ達は降りてきて「お待たせしました、シーモア老師に返事をしに行きます」とアーロン達と合流。しかし、そこに霊のようになったジスカル(グアド族にエボンの教えを広めた偉人でシーモアの父親)にユウナは縋られてしまい、バタバタしながらもユウナは異界送りをします。

皆は「ジスカル様ほどのお方が送られずに亡くなるなんて」と驚きますが、アーロンは「まともな死に方をしなかったということだな」と一言。ユウナは何やら神妙な顔をしますが、アーロンは「ジスカルのことはグアドの問題だ。お前が気にすることはない」と慰めました。ジスカルの死因は何か意味がありそうですね..

ここでユウナ一行はシーモアが居たところに行くも既に"マカラーニャ寺院"に向かわれたとのこと。
皆は目的地をそこにしますが向かう道中には雷が鳴り響く森があり、それにリュックは怖がって休んでいくように皆に嘆願。しかし皆はリュックが一言言う旅にゾロゾロと前に進んでいくのでリュックは「もしかして、楽しんでる?」とツッコミ。アーロンは「やむをえん、休むぞ。うるさくてかなわん」と返しました。ここのシーンには爆笑。

私結婚します

休憩中、何やらユウナは亡きジスカルと対話をしていたようで「息子をよろしく」という遺言を貰ったとティーダに明かします。ティーダは「よろしくなんて言われても困るよなぁ」と返しますが、それに答えず去っていくユウナ。

そしてまた歩き出した時、ユウナは「聞いて欲しいことがあるの」と皆に切り出し、「わたし、結婚する」と宣言。
皆は口々に反応しますが、ユウナは「スピラのために、エボンのために、そうするのが一番いいと思いました」と言い、「本当に申し訳ないんですがこれは個人的な問題です」と深入りを拒否します。

アーロンはユウナが旅を続けることを確認した上で「ならば良かろう」と返し、ティーダの「旅さえしてればいいの?」という問いに「そのとおりだ。シンと戦う覚悟さえ捨てなければ何をしようと召喚師の自由。それは召喚師の権利だ、覚悟と引き換えのな..」と意味深発言。リュックはリュックでユウナに「覚悟ばっかりさせてごめんね」と伝え、ユウナは「いいの、大丈夫」と返します。

そんなやり取りを見たティーダは『何が"ごめんね"で何が"大丈夫"なのか。何が"覚悟"で何が"権利"なのかよく分からなかった』と回想をし、自分だけがついていけていない事に疎外感を感じました。視聴者と同じ思いのティーダに引き込まれます。

ティーダとアーロンの問答

道中、ティーダとアーロンは二人になって先程のユウナの発言に対して話をする中で、アーロンは「結婚を承諾することを材料にしてシーモアと交渉するつもりなんだろうな」とコメント。

そして、その交渉に対して「望み薄だな。シーモアの方が役者が上だ」とアーロンは冷静に分析し、であれば助け舟を出すべきと言うティーダに「ユウナがそれを望んでいない」と返します。
ティーダはそれを自分達の信用の無さと捉えますが、「皆を巻き込まぬよう一人で解決しようと決意している」とアーロンは補足し、「話してくれるだけでいいのにさ」とぼやくティーダに「それができん娘なのだ。生真面目で思い込みが激しく、甘えベタだ」とアーロン。

アーロンの分析に「よく見てんな」とティーダは笑いますが、アーロンは「いつかガードの出番が来る。その時はお前が支えてやれ」と返しました。アーロンがいいアニキ...

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無言で頷くティーダ

終わりに

同物語では「覚悟」というワードがよく出てきて、今回も「ユウナの覚悟」として登場。
ティーダは「何が覚悟で何が権利なのかよく分からなかった」とコメントしていましたが、視聴者と全く同じ目線に自分が物語から置いてけぼりをくらっていないことが認識できてホッとしました。