はじめに
魔人探偵脳噛ネウロの44話から始まる「髪【ながいともだち】」「噛【かみ】」「守【かみ】」「神【かみ】」にて「噛み切り美容師」の件、ヤコはアカネちゃんと手を組んで犯人を捕まえようとするも結局ネウロに助けられてしまいます。
そこから、今後への伏線につながるかっこいいシーンに繋がるのでネタバレありで紹介してみました。
ネウロの失望
弥子は犯人を突き止めると、犯人に捕まってしまいネウロに助けられます。
そんな中でも弥子はネウロのいたずらに対して怒っていると、ネウロは「しかし、まだまだだな」と一言。
弥子は「何がまだまだよ!こちとらあと少しで・・」といつもの通り言い返しますが、ネウロは「対人間の交渉事は吾輩の得意分野ではない。貴様に任せておけば、吾輩が円滑に謎を食える手筈を整えておくと思ったのだが」と遮り、「そのために魔界能力まで出したのだが結果あの程度の相手に捕らえられ、その救出にさらなる魔力を消費した」と続けます。
そして時計台の棒に重力無視で張り付きながら「期待外れだ、ヤコよ。貴様の日付はいつになったら変わるのだ?」と一言。
それを受けたヤコは立ち尽くし、『ネウロはいつも通りの暴言を吐いて去っていった、でもなんでだろう、私は今までで一番ショックを受けていたかもしれない』と落ち込みました。後日弥子はネウロの言葉が刺さり、『探偵として操作する中でネウロが一度だって私の力を借りた事があっただろうか?』と考えこみます。
その後の展開
そんな弥子は過去にネウロと一緒に犯罪を見破ったアヤを訪ねて刑務所に会いにいきます。
弥子はアヤに自分の持つ葛藤を伝えると、「あなたはあの時、私の事件を解決すると同時に全身で私の心に接してくれた。誰にも話せなかった私の苦しみを真っ先に分かってくれた。」と弥子の功績を振り返ります。
弥子はそれでも自分なんてと卑下しますが、アヤは「彼が犯人の外側の殻を壊してあなたがそこから犯人の内側を捕まえる」と括り、「あなたが大好きよ、探偵さん。他人に流されるように見えて自然と他人を惹きつけている」と続けます。
弥子はそれを受けて自信を取り戻し、「次こそは一矢は報いてネウロに一泡吹かせてやる」と前を向きました。
終わりに
このシーン、ここからだいぶ空いたHAL編でかなりキーになってくるシーンなんですよね。要は「ネウロが弥子の力を借りる」場面が訪れます。
ここではまだ弥子が立ち直るだけですが、ネウロの魔力パワーだけではなく”弥子の人を見る力”を、きちんと見抜いて評価するアヤの好感度が爆上がりする回でした。