はじめに
オリエンタルラジオの中田敦彦さんが「中田敦彦一世一代の【新プロジェクト】発足(Nakata's New Project)」という動画を公開。
そこで「カールフォンリンネ」というブランドを立ち上げ、アパレル問題に一石を投じる動きを見せました。
以下はネタバレありの感想。
動画の内容
- 教育/政治/文化の解説を武器にしてきたが前回アパレル業界の闇を解説した
- それを受けてサステナブル(持続可能な)ブランド「CARL VON LINNÉ」を自ら設立
- 国内製造にこだわり原価率は60%超え&小ロットで作るため「このプロジェクトで大儲けする人はいない」と力説
- 値段は5000円~30000円程度
- 受付は1週間だけ
「刺さらなかったんだったらそれでいいと思う」と無理強いしない姿勢を見せながらも「買い物を投票」と例えて「良いと思ったら一票を投じて欲しい」と締めて動画終了。
ちなみに同ブランド名は「分類学の父」とも呼ばれる学者さんみたいです。
カール・フォン・リンネ(カール・フォン・リネー, Carl von Linné スウェーデン語発音: [ˈkɑːɭ ˈfɔnː lɪˈneː] 、1707年5月23日 - 1778年1月10日)は、スウェーデンの博物学者、生物学者、植物学者。同名の息子と区別するために大リンネとも表記される。
思ったこと
中田さんがお金に困っていないことは百も承知なので、「こういうふうにすれば世界変わるんだ、これが伝われば万々歳」とサステナブルな社会を訴える様には説得力がありました。そして、ツイッターでハッシュタグを呟いてくれ!と訴えかけてきた時に感じた胡散臭さも自分で言及し、「必死じゃんって思うよね。でも必死じゃないと届かないから。町工場の人はいいものを作り、オレはYoutubeで叫ぶ」とすぐさま視聴者の疑問を回収する様には笑ってしまいました。
私も以下サイトから商品のラインナップを見てみましたが「オーガニックコットンのロングスリーブシャツ」に心は動きつつやっぱり買わないかなぁ...。
あとは、気になったのはロコンドとの競合関係。もともとWinWinWiiinのスポンサーとして手をあげてくれたロコンドはアパレルメーカーですが
中田さんがアパレル業界をディスりすぎると、苦い顔してそうだな~と勝手に想像してしまいました。
動画内ではヒカルさんのアパレルや相方の藤森さんのアパレルも選択肢の一つでいいプロジェクトと肯定していたのは百の承知ですが...。
終わりに
「ベトナム戦争をテレビの力で終わらせた」という事実をベースに「Youtubeでアパレルを変えていく狼煙を上げたい」というロジックには唸ってしまいました。さすがプレゼンうまい...。
私はそこまでファッションには興味はないですが、「原価率公開&完全受注生産で無駄無し&日本の町工場に貢献」という仕組みは確かに有意義で興味深かった。というわけで多分お金を出して貢献することはないですが、思想には賛成なのでここで宣伝協力しておきます。