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【劇場版】呪術廻戦0/後半のネタバレ感想 : 乙骨と怨霊里香のやり取りがおもしろい

はじめに

映画「呪術廻戦 0」を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下で夏油一派は高専にて宣戦布告を行いました。

百鬼夜行の目的

学長である夜蛾は「総力戦だ、今度こそ夏油という呪いを完全に祓う!」と熱くなり、増援を各所に要請します。

しかし当日、夏油はチームメンバーに「お互い本気で殺り合ったらこっちの勝率は三割ってとこかな」と言いながら、今回の目的が乙骨憂太を殺して里香の怨霊を手に入れることを明かします。

そんな中、乙骨と真希は高専にいますが前回の夏油がいった「落ちこぼれ」について真希は「気になってんだろ?なんで私が落ちこぼれか」と乙骨に言います。以下でもあった真希には呪いが見えないという話ですね。

逆境に負けずに家を見返そうとする真希の姿勢を聞いた乙骨は微笑み、「僕は真希さんみたいになりたい。強く真っ直ぐ生きたいんだ。僕に手伝えることがあったらなんでも言ってよ。禪院家ぶっ壊そう!・・なんて」と拳を上げるポーズ。それに真希は照れながらも「バーカ、一人でやるから意味があんだよ」と突き放しました。廊下で照れてる真希さんがかわいい...

五条や他の二年生組は新宿で襲来に備えますが、夏油は乙骨目当てに高専に参上。
一方で五条側も「一人めんどくさそうな奴がいるな」とつぶやくと、サングラスをかけた外国人風のお兄さん(ミゲル)が「ナルホド。アノ包帯カ」と五条を遠目に見ていました。強者同士の力量の測り合いカッケー。

夏油を止めろ

伊地知は夏油一派である女子高生の格好をした菜々子&美々子と対峙。二人の能力なのか多くの人間が吊るされた状態で死んでいるので、「善悪の区別もついていないでしょう。今ならまだ引き返せます」と伊地知は言いますが、二人の回想にて呪術が使えるからか不気味がられて家族に幽閉されているシーンが映ります。そしてそんな地獄のような扱いを助けてくれたのが夏油のようで、「私達はあの人が見据える世界を信じてる」と反論しました。

場面変わって、前線に夏油がいないことを不審に思った五条は夏油の狙いに気づき、パンダと狗巻を高専に「夏油は今高専にいる。勘が当たれば最悪憂太と真希二人死ぬ。二人を守れ、悪いが死守だ」と転送します。

それに気づいたグラサン男性(ミゲル)は「アンタの相手は俺だよ、特級」と五条に接近してバトル開始。ミゲルvs五条も激戦で、ミゲルが扱う特殊な縄が武器の模様。そして五条との戦闘でその縄を消費しているミゲルは「もう半分も残っていない。これ一本編むのに俺の国の術師が何十年かけると思ってる」と言えば、五条は「僕の1秒の方が凄いだけだろ」とクールな返し。ミゲルは五条を観察しながら足止めの役割として『ノルマまであと10分弱』と内心思いながら「死んだら祟るぞ、夏油。」と笑いました。

高専内

一方高専では既に真希が夏油にやられて血を流していて、パンダと狗巻も夏油に立ち向かいますが力及ばず返り討ちにあいます。狗巻の『堕ちろ』で夏油が沈むシーンはかっこよかった...

しかし夏油は平然とそこから出てきながら「素晴らしい、素晴らしいよ。私は今、猛烈に感動している。乙骨を助けに馳せ参じたのだろう?呪術師が呪術師を自己犠牲にしてまで慈しみ敬う、私の望む世界が今目の前にある!」と涙を流しながら不気味に笑います。

するとここに乙骨が登場し、周りを見たわして状況を理解すると体からおぞましい怒りを出しながら、「来い!里香!」と叫んで取り付いている里香を完全顕現しました。

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二度目の完全登場、折本里香

夏油はそれを見ながら「まずは質より量。どう出る、呪いの女王、里香」と言いながら小さな呪霊を大量に出しますが、それを里香は瞬殺。そして、乙骨は真希達を移動させた上で呪力にて治癒をさせます。

すると里香は「ずるい!ずるい!お前ばっかり!」と真希に嫉妬をして声を荒げますが、乙骨は冷たい声で「何をしている、里香。その人は僕の恩人だ。蝶よりも花よりも丁重に扱え」と言います。これに里香は「嫌いにならないで!」と謝ると、乙骨は「嫌いになんてならないよ」と優しいトーン。なんやこのメンヘラカップルみやいなやり取り。

ここからまた戦闘再開で、乙骨は里香の能力でスピーカーを出現させて狗巻のように「シネ!」と叫ぶと夏油の呪霊が瞬殺。
それを見た夏油が『呪言は狗巻家相伝の高等術式。これを呪術を学んで一年未満の少年がやってのけた・・。ますます(里香が)欲しいね』と驚いていると、乙骨は「やっぱり難しいや、狗巻君はすごいなぁ」と落ち着いたトーンでつぶやいた後に「僕の友達はすごいんだ・・それをおまえは・・。ぐちゃぐちゃにしてやる!」とヒステリックに叫びました。

終わりに

里香が呪霊として具現化するのは二回目ですが、今回は乙骨も刀を使いながら戦ったり拡声器のようなもので攻撃したりと戦闘シーンが多彩で見入ってしまいました。そして里香の口調が幼いですが、それをよしよしとあやすような口調の乙骨には大人の余裕があるように見え、つくづく好感度が上がる展開。

あとは百鬼夜行にて七海や東堂、冥冥の戦闘シーンがあり、アニメ一期を見ていた人からすると嬉しくなるサービスもあってそこも最高でした。