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アメリカは日本との戦争の始まりをどう捉えているか

先日、アメリカ発の書籍でミッドウェー海戦を記載している文献があったので読んでみました。

日本のロジックは、欧米の植民地政策の流れの中でアジアを侵略したが基本理念はアジアの開放であった。なんて言われます。

ではアメリカのロジックを見てみましょう。

日露戦争で日本が勝ってから、日本は近隣諸国を侵略し始めた
1910年の時点で朝鮮半島と台湾が日本の領土になった

ここまでは特にアメリカもノータッチです。

1930年代に入ると日本は中国本土に侵攻し、それをきっかけに数千万人が犠牲になる戦争が始まった

日本が中国に入ってから雲行が怪しくなります。

日本の軍事戦略家たちは日本がアジア太平洋地域で覇権を立てるにはアメリカが最大の障壁になると考えていた

考えていたんでしょうか?そもそも東南アジアが欧米に綺麗に分割されていたことにはノータッチです。

アメリカは大国で唯一日本を食い止めることができる国だったが1930年代にはほとんど関心を抱いていなかった
1941年、真珠湾攻撃のあと、ようやくルーズベルト大統領は議会に対日宣戦布告を求めたのだった

なぜ日本が無謀な攻撃に出たのか、ABCD包囲網であったり、侵略されたアジア各国がどのような目にあっているのかはノータッチです。

もちろん、日本だって中国に攻め入った責任や東南アジアでの侵略行為には触れないのでどちらもどちらですが、やはり自国の正義を全面に出してしまうようです。

戦わなければならなかった1世紀も前になる祖先の皆さまに手を合わせながら、今後は二度とそのような悲劇にならないよう祈り行動していくだけですね。