はじめに
2019年のM1でも決勝の舞台にたったオズワルド。
ミルクボーイの衝撃の後で霞んでしまいましたが、独特のテンポで披露された寿司のネタには笑わせてもらいました。
そして2020年のM-1グランプリの予選、M1の公式Youtubeチャンネルにてネタ動画が上がっていたので見てみましたが、贔屓目無しにおもしろかったのでその感想をネタバレありで書いてみました。
オズワルドのネタ : 登山の心得
出だしにてボケの畠中（はたなか）が「山登りに興味がある」と語りだすと、ツッコミの伊藤は「持って行かないといけないものとか分かってるの？」と質問。すると畠中が得意げに「俳句の心得を持っていく」という一発目のボケに対して、伊藤は「なんでだよ！」とツッコむではなく一瞬乗ります。
絶対忘れんなよ？（肘でつきながら）
そして間髪入れずに、「（それじゃ）話にならないから」とボソッと指摘。この掴みいいですね。
中盤は畳み掛け、山でクマにあったら？電車でクマにあったら？電車でおばあちゃんにあったら？電車でおなかをすかせたおばあちゃんにあったら？と掛け合いを加速します。そして、伊藤のツッコミも引いたり押したりでおもしろい。後日談として語っていましたが、去年のM-1と違ってテンションを上げる工夫をすることで爆発力をM-1向きにカスタマイズしているとのことでした。
中盤の怒涛のボケ&ツッコミの後に畠中が「お腹を空かしたおばあちゃん」の撃退方法をしつこく聞いてくるので、伊藤は半ばキレたテンションで「腹をすかせたばばあなんて楽勝だよ？ぼっこぼこにしちゃいな、白髪の数だけエルボーだよ」と語った上で冷静になって以下のセルフツッコミ。
人間やめんのか俺は？
この”白髪の数だけエルボー”は家族団らんのお茶の間に流れる地上波では出しづらいフレーズだとは思いつつ、爆笑しました。
...これを少しマイルドにしてM-1決勝で見たい。
終わりに
同ネタはYoutubeのコメント欄でも概ね好評で「オズワルドのツッコむ流れと思わせて一旦肯定するの好き」「帰りの電車でクマと出会ったらどうすればいいって聞こえたぜ？革新的なツッコミ」「去年の時点で相当うまかったのに今年はテンポもボケ数も演技力もさらによくなってる」と絶賛されていました。
（後日談ですがオズワルドは無事に決勝進出。以下は決勝の感想）
