中田さんのM-1分析
M-1グランプリ2020の感想(システム・審査員・ネタを分析)
中田さんが上の動画にてシステムという括りでM-1公式が動画を上げる問題点を話していました。
相変わらず鋭い観点で勉強になるます...
- 作者:中田敦彦
- 発売日: 2020/08/28
- メディア: Kindle版
1点目の指摘
お笑いライト層はテレビじゃなくてYoutubeを見るよね?という指摘。
これは私も思っていて、というか私も実践しました。
上の記事にて「採点結果を知らずに」と書いていますが、むしろYoutubeで見たので「採点結果が見えなかった」なんですよね。
中田さんも「M-1の前振りの長さはお笑いを大好きな人が楽しむ」という前提のもとで2/3の時間がネタ以外を放映しているTVよりも、ライト層はYoutubeで気になるネタだけ見て満足するのでは?というもの。本当にそう。これはスポンサーや視聴率にも跳ねる根深い問題ですよね。
2点目の指摘
M-1がネタを公開してその動画の広告収益を芸人に分配しないのであれば芸人は損では?という指摘。
なるほど。これは考えもしませんでした。
確かに中田さんの言う通りで、各芸人さんがYoutubeチャンネルを持っている今、このネタで優勝しましたと動画にアップロードすれば100万回再生は固いですよね。であるならば、M-1は本来はその動画からの広告収益を芸人さんに分配しないといけない。
M-1は予選からのネタを公開しており、Youtubeで芸人さんのコンビ名を検索すればそれらの動画がヒットするものもあります。
芸人さんが練り上げたネタを未来永劫M1公式チャンネルが上げ続けるのは著作権という観点でマズイ気がします。
これはわかりやすく、公開数日で消せばいいんでしょうね。実際、私が笑った予選2回戦のオズワルドの「山でクマに襲われないために」というネタはM-1公式チャンネルから消えていました。
終わりに
M-1が決勝にネタ芸人に収益を分配しているか?という問い。していたら「偉い」ですがおそらくしていないだろうな~と思いながら動画を見ていました。Youtuberだからこその着眼点ですね。さすが中田さん。