はじめに
劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編を見た初見の感想をネタバレありで書いてみました。
ちなみに前半は以下。
善逸&伊之助の夢
同じく眠っている我妻善逸は禰豆子と手を取り合ってキャッキャする夢を見ます。
そして、魘夢という下弦の鬼の命を受けて眠っている善逸の核を破壊すべく、意識に入ってきた侵入者の少年を見つけると「なんで男がいるんだ」と善逸が打って変わって怖い顔でつきまとうシーンで爆笑。
続く嘴平伊之助の夢もおもしろく、ゼンイツ&タンジロウ&ネズコを子分として引き連れてアニキ面をし、列車が巨大生物という設定の夢にて伊之助がそれを成敗するという設定でキャッキャしています。
ちなみにこの設定は26話にて「列車を敵と勘違いする」という小ネタを回収する展開でこちらも笑ってしまいました。
炭治郎VS鬼
相手に夢を見せて心を折る鬼(魘夢)の攻撃に対し、タンジロウは夢の中で自害することで解除できる仕組みに気づきます。
しかし炭治郎が目を覚ますと、魘夢は間髪を入れずにまた催眠術で夢の世界に落とし込む....。この何度術をくらっても一瞬フラッとするだけですぐに目を覚ますシーンが鳥肌もの。
炭治郎は夢の中で家族に「なんでお前だけ生きているの」と魘夢の精神攻撃を喰らいますが、「俺の家族がそんなこと言うはずないだろ!俺の家族を侮辱するな!」とそんな幻想を信じずに刀で切りかかるシーンでまたもや号泣。
炭治郎はしっかりと相手の首をハネるも、相手は汽車と一体化。このあたりのアニメーションも見ていてすごすぎる~~と思うくらいにグロテスクですが迫力満点の映像でした。
ここで、うたたねしていた煉獄さんもついに目を覚まして「よもやよもやだ... 柱として不甲斐なし ...穴が合ったら入りたい」と敵の攻撃を受けたことを反省しながら迫力満点の一掃攻撃。結局、煉獄さん&善逸&禰豆子が列車内を担当し、炭治郎&伊之助のコンビネーションで魘夢を倒すことに成功しました。
猗窩座襲来
敵を倒して一件落着と思いきや、ここでフラッと上弦の鬼である猗窩座(アカザ)が登場。登場シーンの曲、映画の予告でもありましたがかっこよすぎるでしょ....
鬼である猗窩座は幽遊白書の戸愚呂のごとく”人間はいつか劣化していく。若く強いままで入れる鬼になろうぜ?”という趣旨にて「お前も鬼にならないか?」と才気溢れる煉獄さんに提案。しかし煉獄さんはそれを丁重に断ります。
その返答を受け、猗窩座はでは殺す、と息巻くも同等の力を誇る煉獄さんの才覚にほれ込み「素晴らしい闘気だ!」と絶賛、やはり鬼になれ!と迫ります。
ちなみにネットでは「アカザの過去を見ると余計にあのやり取りがグッとくる」とあるので話の後ろではアカザの過去にも触れられるんでしょうね。映画だけだとただの戦闘狂(ハンターハンターのヒソカに近い)なのでその背景を知るのが楽しみ。
二人は激しい戦闘を見せる中でいきなり風鈴がチリーンとなり静寂となる演出に入りますが、本当に館内が”シーン”と張り詰めていて、皆が息をのみながら見ていることが伝わりました。そして、ここでの回想シーンにて病死する前の母親に「あなたが強く生まれた理由は弱き人を助けるため」と煉獄さんに伝えるシーンが入り、それを思い出した煉獄さんは『心を燃やせ!』と自分を奮い立たせました。
激闘の末で煉獄さんは猗窩座を食い止めるも、日の出を見た猗窩座は逃げ帰ります。
瀕死の煉獄さんがその場に立ち尽くすのみですが、代わりに炭治郎は猗窩座に向かって「逃げるな!煉獄さんの勝ちだ!」と泣きながら叫ぶシーンで館内は皆号泣。
そして、煉獄さんは自分が取った行動を「柱なら後輩の盾になって死ぬ」と語り、他の柱に対するリスペクトを披露した上で、弟への遺言と父親への気配りを炭治郎に託して煉獄さんは死亡。そして息絶える直前、亡くなっている母親の幻想を目の前にして「自分は責務を全うできたのでしょうか?」と問いかけるシーンにて私の涙腺は崩壊しました。
最後に、炭治郎達はもっと強くなることを誓ってエンディング。曲には「炎」が流れてこれまた最高。
終わりに
5,6回は泣けました。...アニメでアカザの過去を知った状態で改めてまた見たい。
ちなみに作中にて煉獄さんは”自分の家の屋敷にある本に炎の呼吸について何か書いてあるかも?”と炭治郎に伝達していたので、これも後に描かれるんでしょうね。最初は殺すべきと言っていた禰豆子に対しても列車の中で戦っているとこを見て「鬼殺隊のメンバーであった」 と認め直すシーンもよかった。第二シーズンのアニメ化が楽しみです。
(後記:無限列車編もアニメで再放送のように放映されました)