2020/12/28のニュース
びっくりしました。
吉本興業がお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(38)、藤森慎吾(37)とのマネジメント契約を終了することが28日、分かった。来年から独立して活動する。契約終了は31日付。約半年間にわたり、両者で協議を続け、契約終了について双方で合意した。吉本興業は「2人の新しい環境での活動を応援していきたい」としている。
そして記事タイトルは「オリラジ、吉本興業退社の事情 契約内容で交渉 藤森は当初中田の退社知らず」。
コメント欄は藤森さんが応援されている構図。
相方に相談せず勝手に退社する人、自分だけ吉本に残り相方に迷惑をかけるのは避けたいと退社する人、どちらが相方に迷惑をかけているかは一目瞭然だと思います。
自分が独立してYouTubeで頑張るのは、中田の自由だが、相方への報告や事前の相談はないのかな。 長年コンビを組んできて、内心ではどうあれ、礼儀を守れないのは驚きだ。もう、「藤森、頑張れ」としか思わない。
やっぱり皆は藤森さんが辞めるデメリットを気にしている模様。
一方でニュースでは語られない二人の率直な思いはYoutubeに前編後編と動画が上がっています。
以下、私が思ったことです。
藤森さんもやめるんだ
上のコメントにもある通り。
これは意外で、吉本経由で仕事をしていなさそうな中田さんとガッツリテレビの仕事をしている藤森さん。
でもすごいのは番組は降板しなくてすむように吉本の人が丁寧にコミュニケーションしてくれた、という話。本当なら吉本の株は上がりますが芸能事務所としてはこのあたり難しいですよね。だって「丁重に引き継いでもらえるならやめた方がお得」と思われる。これは会社としては大ダメージなので。
藤森さんの決断期間は半月
すごく迷ったけど相方といる方が楽しいと思った
と藤森さんは言います。なんと半月で決断したという話。
藤森さん、あとで後悔しないのかな?と素朴に思いました。こういうのって悩むくらいなら決断するのを辞めておいた方がいいことは多くて、それこそ藤森さんは退所して何が起こるのかというところをイメージできていない気がします。
まぁそんなこと言ったら会社を転職するサラリーマンや結婚に踏み切る男女も同じですけどね。後で後悔しようがするまいが勢いも大事。
藤森さんの涙
先輩にお世話になった話をする中で感極まって声が出せなくなるシーン。
そこで「すみません」と言って沈黙すると中田さんがスッと話始めてカメラを奪うのはいいな〜と思いました。普段見せない男性の涙って見ているとグッとくるものがあります。
全体的に明るい
中田さんがボケたりすると藤森さんは突っ込む。
質問ではなく二人で会話する感じがギスギスしていなくて温かい空間だな〜と思っていました。
藤森さんが中田さんを褒め、次は中田さんの番なのにマイクを置くところのツッコミの速さ。笑えた。
会見で座っている人たちは何者なんでしょ?質問も困らせてやろうという意地悪いものがなくて平和でした。
こうやって自前のチャンネルで編集権を持って会見を公開するってのは、渡部さんの晒し首のような会見と違って前向きなイメージ。いい流れですね。
中田さんは藤森さんがついてきて嬉しい
不安はないんですか?という質問に中田さんは
僕一人で辞めると思ってたんですよ、この3年くらい。そしたら急にこの船に(相方も)乗ってきてくれて二人で行くんだと。だからかもしれないですね、不安がないのは。
と返す。
熱い発言でした。
吉本からするとあまり丁寧に扱いすぎるとヤバイ
UUUMの脱退の場合、皆が言うのは「お金」です。要は収益の20%を持っていくにも拘らずそれ相応の手当てを受けていないことに不満がある。
吉本も20%近くのYoutube収益を持って行ってるようですが、でもやっぱりテレビや舞台に出てるという芸能事務所の恩恵は大きいと思います。だからこそ、そこに収益を納める価値がある。
でも、藤森さんのように会社をやめてもTVは継続、でも収益の一部は納めないとなると「じゃあやめた方がよくね?」と思うのは当たり前ですよね。すると吉本はどんどん売り上げが下がる。(実は収益は納め続けるとかいう話になってるんですかね?)
なので吉本の企業戦略としては「辞めたことを後悔するくらいに痛めつける」のが正解だったりします。難しい問題。
終わりに
中田さんは吉本と接点がなさそうだったのでやめて問題なさそうですが、藤森さんがやめるということで重みが大分変わったニュースだと感じました。で、問題なのは吉本が藤森さんの扱いを特別扱いにするのか否か。
もしこの辞め方(辞めてもテレビは継続できる)が認められるのであれば、Youtubeに本腰を移してきたコンビはどんどんやめていきそう...
個人的には、藤森さんのチャンネルにマネージャーの飛松さん(とびちゃん)や吉本芸人の出演が減るのか?そこは気になるところです。