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【梨泰院クラス】12話の感想(後編) : スタジオに入るヒョニの姿に涙が止まらない

はじめに

イテウォンクラス(いておんくらす)のあらすじと感想をネタバレ有りでつらつらと書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

前回は以下。投資資金が一気に引き上げ、タンバムはピンチです。

プライドを捨てれないセロイ

イソはトニーのおばあちゃん(スンリョ)と会う場をセッティングしてくれたのか、元専務のミンジョンと4人で打合せをします。
が、セロイが投資してくれと頼み込んでこない様におばあちゃんは理由を聞くとセロイは「トニーを利用したくない」と言います。するとおばあちゃんは「私も損をしたくない。社員が苦労しているのに自分のプライドを気にするような甲斐性無しが代表の会社に投資なんてできない。」と立ち去ります。ミンジョンも以下の回にてセロイが「仲間を守れる強さと自由が欲しい」と言っていたことを引き合いに出しながら「自由はタダではない」と厳しく忠告します。

セロイの決断

セロイはスアと焼肉を食べながら「みんなに肉を食わせてやれない最低の社長だな」と反省します。
そして、店に帰るとスングォンとヒョニは料理番組の準備をしていたのか店で寝ていました。セロイはプライドを捨てることを決心し、トニーに「明日おばあちゃんに会えるか?」と電話をします。すると、おばあちゃんは別荘にいった&イソもそこに出かけていったことをトニーから告げられます。

セロイはイソに急いで電話。おばあちゃんがその場にいることが分かると、電話越しに「投資してください。損をさせないよう頑張ります」と力強く言います。おばあちゃんは「電話越しで言うな!」と怒るも、イソが猫なで声で「だから私がきたんですよ~」と甘えます。

おばあちゃんは「トニーどうこうではなく、町全体を見る洞察力が商売人として気に入った。そして最後は気が合うかだが、目標はどこまでを考えている?」と問います。セロイはすかさず「韓国のトップです。」と返せば、「気が合うな。言うのは簡単だが行動で示せ。」と料理対決番組で優勝することを条件に投資を約束します。

電話を代わったイソにセロイは感謝を伝えると、イソは笑顔で「愛しています。おやすみなさい。夢で逢いましょう」と電話を切ります。ええ感じやなぁ...

ヒョニの涙

番組当日、ヒョニの応援に駆け付けたセロイはおばあちゃんとの約束をヒョニに告げ「タンバムの未来はお前にかかっている」と発破をかけます。が、今回の対決に勝ちたいグンスが「ヒョニの人気がタンバムの勝利に繋がっている」と分析し、ヒョニがトランスジェンダーであることをメディアにリークしていました。

ヒョニが会場に入ると「あそこを手術しているのかな?」「気持ち悪いわ」と異物のように扱われ、女子トイレに逃げ込んだヒョニに対しても別の女性は「ここは女子トイレですけど..」と嫌味っぽく言います。

立ちすくむヒョニの元にセロイは駆け付けると、ヒョニは震えながらも「落ち着いたら番組に出る準備をします。味で納得させてみせる。」と言いますがセロイは「もういいんだ。お前は俺が知っている中で一番勇敢で一番綺麗な女だ。好奇の目に耐えてまで他人を納得させる必要はない。」と熱いメッセージ。それを聞いたヒョニは感情を爆発させて涙を流します。感動シーン...

どうするヒョニ

セロイはもう一度『誰にも脅かされない力が欲しい』と誓いながら、番組制作者に「棄権はしない」と自分が調理をすることを掛け合います。それを見ていたグンスは「ヒョニさんは逃げた。(セロイでは)負けますよ?」と言えば、セロイは「ヒョニは犯罪者か?悲しくさせるな」と返します。

また、ヒョニのニュースを見て心配したトニーは会場に駆け付けますが、スングォンは「心配いらない。ヒョニをなめるな。あの女は誰よりも強い。」と評します。いつも喧嘩しているからこそグッときます。

おばあちゃんの家に泊まって離れた場所にいるイソはヒョニに電話をし、”I'm the Diamond.”という詩の中にある「私は石だ。 やれるなら焼いてみろ。 やれるなら激しく叩いてみろ。やれるなら深い暗闇に閉じ込めて見ろ。私は自然の摂理に反して壊れないし、灰にならないし、腐らない...」という描写がヒョニに重なると電話越しに読み上げます。

セロイと番組関係者が交渉をしていると、ヒョニが扉から入場。

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逃げも隠れもしなかったヒョニ
マイクを付けているヒョニは、「タンバムの調理師マ・ヒョニ、私はトランスジェンダーです。そして私は今日、優勝します!」と宣言。堂々と歩くシーンの裏でイソが読んだ詩集の最後の一節である『私はダイヤモンドなのだから...。 』というナレーションが入ってエンディング。BGMも相まって熱すぎる...
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終わりに

グンスの「友情ごっこはもうおしまい」というセリフにゾッとしましたが、確かに勝負事であれば仕方がない攻撃な気もします。
が、やっぱりセロイがヒョニを思ってかけた言葉、そしてイソの電話を受けてのヒョニの最後の入場シーンには心が震えました。

長家VSタンバム、どっちが勝つのかは読めませんが、「ヒョニは逃げた」と言い切ったグンスがヒョニの覚悟を見て、後に何を語るのか...それが楽しみです。