本音レビューログ

正直な感想



本音レビューログ

コンテンツの正直な感想と雑イラストが見所。

【呪術廻戦/アニメ版】17話の感想 : 女性達の熱い掛け合いが心に響く

はじめに

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

第十七話のタイトルは「京都姉妹校交流会-団体戦③-」。今回は初っ端からオープニング。
前回は以下。パンダ先輩が最高でした。

万年4級の真希

過去、三輪は真依に「(真希は)万年4級、なんで呪術師やってるのって感じ。」と言われたことを思い出しながら、『真依のバカ、この人めちゃくちゃ強い』と戦いながら分析します。真希にキックをもらい、川に落ちた三輪は「シン・陰流」の技を決めようとしますが、真希のトリックプレーで刀を取られてしまいます。

それを遠隔から見ている部屋には五条、庵、学長二人の他に美人女性(冥冥)がいて「おもしろい子じゃないか。さっさと二級にでも上げてやればいいのに」と言います。五条は「僕もそう思っているんだけどさ、禅院家が邪魔してるくさいんだよね。」と返します。

五条は虎杖の映像が途切れ途切れになることに対して「ぶっちゃけ冥さんってどっち側?」と聞くと、冥は「私は金の味方だよ。金に変えられないものに価値はないからね。」と言います。五条は楽巌寺を横目に『何を企んでるか知らないけど、もう簡単にどうこうされる悠仁じゃないんだよ』と虎杖に信頼を寄せます。

西宮VS釘崎

箒に乗った西宮と釘崎は戦闘。顔面に攻撃をもらった釘崎に対し、西宮は「顔の傷は男なら勲章、女なら欠点だもんね。呪術師が実力主義だと思ってない?女はね、実力があっても可愛くなければ舐められる。そして、真依ちゃんはそれ以上の理不尽と戦っているの。」と言い、禅院家で真依が受けていた仕打ちに「可愛げのかけらのない家に一生仕えて、蔑まれて生きる。私達が当然のように享受している環境を手にするのに、真依ちゃん達がどれだけ苦労しているか。呪いを仲間だと勘違いできる頭でよく考えたら?」と続けます。

f:id:mtiit:20210225201902j:plain
真依の苦労を語る西宮桃
それを聞いた釘崎は、東京から来ていじめられたさおりちゃんを思い出しながら「不幸なら何しても許されるのかよ。じゃあ何か、恵まれた人間が後ろ指さされれば満足か?どんな生い立ちだろうと私はあいつを気に食わねぇ。同じ生い立ちでも、私は真希さんが大好きだ」と返し、「完璧も理不尽も応える義務がどこにある?てめえの人生は仕事かよ」と言いながら釘を足場にアクロバットに箒の枝を摑み取ります。

そして前回登場した藁人形を構え、「男がどうとか女がどうとか知ったこっちゃねぇんだよ。私は綺麗におしゃれしてる私が大好きだ、強くあろうとする私が大好きだ!私は釘崎野薔薇なんだよ!」と技を決めれば箒から落ちてくる西宮に、トンカチではなくピコピコハンマーで叩きます。釘崎の名言パレート...。

真希VS真依

西宮との勝負に勝った釘崎ですが、ここで遠隔にいた真依がゴム弾を撃ち抜いて釘崎を倒します。真依は西宮に電話をかけ、「メカ丸と連絡が取れない。多分パンダが戻ってくるわ。そこを離れて上からみんなをサポートして。あなたがいないと困るわ」と優しい口調で伝えます。真依さん仲間には優しい...

電話を終えると目の前には真希がいました。ここで真希は、パンダと釘崎が虎杖に「家が面倒な呪術師の家系でね、出ていった真希さんの昇級を邪魔してんのよ」「団体戦で活躍して真希の名前がある程度広がればそういう嫌がらせも難しくなるよな」と余計な心配を話していたことを思い出してニヤッとします。 

ニヤケ顔を見た真依は真希に「何笑ってんのよ!」と銃弾を打ちますが、真希は軽やかな身のこなしで肉弾戦をしかけて真依を圧倒。真依は『分かってた。真希には私にはない才能がある』と回想します。

禅院家の娘ということで「片方は呪いも見えないらしい」「やはり双子は凶兆か」と心無い噂がされる中、怖いもの知らずの真希に腕を引かれて真依は子供生活を送っていました。そして、いよいよ真希は家を出るために当主のおじいちゃんに「雑用係は足りてるんだろ?心配しなくてもそのうち戻ってくる」と言い、その意味を問う当主に「私が禅院家当主になる」と言います。当主は笑い、「ならばこちらも相応の試練を与えようぞ。」と言って喧嘩別れ。出ていく真希を見ながら真依は「嘘つき」と呟きます。

姉妹

真依は構築術式が使えるようで、生成した弾を真希に打ち込みます。その銃撃に「私の勝ちよ」と勝利を確信しますが、それを真希は握り潰します。真依は驚き、再度『真希には私にはない才能がある。本来術式を持って生まれるはずだったあんたはそれと引き換えに人間離れした身体能力を与えられた。私にはなかった才能』と打ちひしがれながら、真希に攻撃をもらって倒れ込みます。

真希は真依に刀を突きつけ「決着ってことでいいな?」と言うと、真依は「なんで家を出たの。私は呪術師なんてなりたくなかった。あんたが頑張るから私も頑張るしかなかった。なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの」と感情的に叫びます。が、真希は「あのままじゃ私は私を嫌いになってた。それだけだよ、ごめんな」と返します。

少女時代、手を引いてもらう真希に真依は「絶対置いてかないでよ」と泣きつくと「当たり前だ。姉妹だぞ」と返されていました。そのシーンを思い出しながら、「嘘つき。だいっきらい」と再度呟いてエンディング。

終わりに

真依は幼少時代の「絶対置いていかない」というセリフに対して嘘をついて置いていったことを恨んでいたんですね。ぜひ仲直りしてほしいな~と思ってしまいます。

そして今回一番の見所は、釘崎の「私は私である」というセリフ。周りの環境を呪う西宮や真依も人間らしいとは思いつつ、釘崎の「てめえの人生は仕事かよ」と叫ぶシーンが爽快。皆それぞれに正義があり、誰も悪人がいないことに嬉しくなりました。

いやはや、呪術廻戦はヒューマンドラマですね。京都組のキャラもどんどん好きになってきました...
次回も楽しみです。