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【愛の不時着】10話の感想ネタバレ(前編下):ムヒョクとマンボクの話は都合が良すぎるがやはり泣ける

はじめに

『愛の不時着』(あいのふじちゃく、韓国語原題: 사랑의 불시착 , 英: Crash Landing on You)を見た感想をあらすじネタバレ有りで記載しました。尚、青字が話の中で印象に残った箇所で、赤字が印象に残った私の感想です。

前回は以下。マンボクはジョンヒョクに兄を知っていることを明かします。

マンボクの回想

マンボクの10年前の回想シーン。体調が優れない赤子を連れたマンボク夫妻は病院を訪れますが、スタッフはてんやわんやしているようで相手にされず自宅で涙ながらに療養することに。
するとそれを聞きつけたムヒョクが「薬だ。看護師も連れてきた」と友人を思って駆けつけ、マンボクはそれに感謝をしながら「足りないだろうけど気持ちだ、断らないでくれ」と掻き集めたお金を渡します。ムヒョクはその気持ちを汲み、「受け取るよ、十分だ」と笑いました。ムヒョクがええやつ...

そこから数年後、マンボクはチョルガンに母親の命を救うことを条件にムヒョクの盗聴を命じられてそれを受け入れます。
平壌に向かう車の中にて、ムヒョクはチョルガンが悪事を働いていること&それを予審局に告発する証拠が揃っていること&証拠は念の為時計の中にも入れていることを会話します。この会話はチョルガンも一緒に聞いていたため、以下の回にてチョルガンが時計を捜していた描写もなるほど納得。

そして平壌に向かう車に乗っていたムヒョクは改造トラックで殺害されました。

自宅に帰ったマンボクに妻のミョンスンは「誕生日だっていうのに...」と遅くなったことにコメントしながら、ムヒョクが誕生日プレゼントを渡しにきたことを明かします。プレゼントは平壌から帰ってきたら飲もうと書いてあった手紙と財布で、財布の中には息子の治療のために渡したお金が入っているという粋なサプライズでした。泣けるなぁ...

すべてを知るジョンヒョク

マンボクは過去の話をジョンヒョクに伝えると、ジョンヒョクは「今更なぜその話を?」と問うと、マンボクは涙ながらに「彼の命を奪ったことを懺悔しない日はない。罪を償いたいんです」と言い、証拠チップ入り時計とICレコーダーを渡しながら「私は死んでもいいので家族だけは助けてください」と続けます。

そのICレコーダーには事件当日の車内の会話が録音されていて、そこで自分の弟がピアノの天才であり「弟の幸せを願っている」というジョンヒョクに対する熱いメッセージがありました。それを聞いたジョンヒョクも「ごめん、許してくれ」と涙を流しました。

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弟について誇らしげに語るムヒョク

一方、マ・ヨンエを始めとした奥様集団はセリの置き手紙を読み、北朝鮮の市場でも売られているセリズチョイスのトップであることも書かれていて大興奮。手紙の中で『嘘をついてごめんなさい。だけどお姉さんへの気持ちは本当でした』という一節があり皆は感激をし、「無事についたでしょうか?」と安否を心配しました。この集団が出てくるとほっこり確定で安心して見れます...。

セリVS家族

翌日、実家へ戻ったセリは、抱きついてきた義姉ト・ヘジを冷たく見つめ、彼女の指についていた指輪を取り返しながら母親含めて自分の部屋に勝手に入ったことを知ります。

そして母親(ジョンヨン)と対面したセリは、「ごめんなさいお母さん、私に帰ってきて欲しいと思ってた?」と言い放ち、言いよどむジョンヨンに自分の会社の株を買い漁っていたのはヘジ&ジョンヨンであると指摘しながら「私の会社なの。会社まで奪いたかったの?」と光のない目で笑います。

セリは「死んだと思って嬉しかったでしょ?だから謝ってるの」と畳み掛け、家族一同の場にて「自分が後継者として指名されたこと」を改めて共有してまたもやバチバチの雰囲気に。せめてお母さんはセリの味方であってくれ~...

その後、家に戻ったセリは北朝鮮との暮らしの違いに「こうでなきゃ!」とキャッキャしながら「でしょ、リさん?」と口走ってしまい大きなため息。セリもセリでジョンヒョクを思っていて良かった...

終わりに

ずっと気になっていたチョルガンがムヒョクとジョンヒョクを目の敵にしている理由が明らかになりました。

要は自分の悪事の告発をしようとしていたムヒョクと、その告発を引き継ぐ可能性があるジョンヒョクを消したいってことなんですね。なんとも私的な理由...

そしてマンボクとムヒョクのエピソードは出来すぎな気がしますが、それでもやっぱり泣ける。
また、すべてを知ったジョンヒョクがどういう行動に走るのか?チョルガンとの全面戦争になるのか?...引き続き楽しみです。