はじめに
メンタリストのダイゴさんが「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を収めているわけじゃない」という話だしの中で「ホームレスって、言っちゃ悪いけどいないほうがよくない?」という発言が出てきてネットは炎上。
ちなみにこの件はイケハヤさんの以下ツイートで知りました。
これほんとうに皮肉ではなくて、DaiGoさんが読んできた無数の論文や書籍で、生活保護やセーフティネットの重要性を示唆するものは大量にあるはずなんだけどな……。あれだけ論文読んで本を読んで、なぜあのような錯誤的な発言が出てくるのか、マジでわからなすぎる……。
以下はその要点と私の感想です。
コメント抜粋
- 僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を収めているわけじゃない
- 生活保護の人に食わせる金があるんだったら猫を救って欲しい
- 生活保護の人が生きてても僕は得しないけど猫は生きてれば得
- 自分にとって必要ない命は軽いからホームレスの命はどうでもいい
- ホームレスは邪魔だしプラスにならない
- もともと人間は群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑して生きてる
ちなみにこの発言を受けてかDaigoさんのツイートに
daigoさん、あなたがいらないですよ!
生活保護の人やホームレスらを殺しちゃっていいんですか?
とリプライが飛ぶ事態に...。
以下は私が思ったこと。
思ったこと
ダイゴさんのしゃべくりや人柄は個人的に好きだったので、この一件はかなり残念。もちろん動画内で「言っちゃ悪いけど」と暴論として言っていることは分かるんですが、撤回してほしいな~...
ダイゴさんが言いたいことは理解できて、それこそみんな「自分がケガをするか見ず知らずの人が死ぬか」であれば自分のケガの方を優先してしまう側面はあると思います。そしてダイゴさんは愛猫家だからこそ猫を上げるために人間を下げる、という構図も理解できます。
でも、だからといって社会に役立っていない(ように見える)人は生きている価値がない...なんて言う思想ってかなり寂しいモノの見方だと感じました。以下の記事でも書きましたがいつだって自分が社会的弱者に立つ可能性がある以上は
困っている人、困っている人を支えている人に優しい社会であって欲しいな~と思います。
そして、冒頭の「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を収めているわけじゃない」というのがそもそもおかしくて、私は社会的弱者(生まれたての子供、選択肢がなく生活保護を受けている方、生まれつき不自由を持って暮らしている方)の為に税金を収めているつもりだし収めたいと思っています。
終わりに
ダイゴさんが京アニ事件の時にマスコミのあり方に疑問を呈し、過去に自分の親を救えなかったことを話していた時には大ファンになりましたが、今回の寂しい発言にはかなりがっかりしました。もちろん猫の命も大事だとは思いますが、だからといってホームレスを題材に持ってこなければいいのにな~と思ったり。というわけで、猫にもホームレスにも優しい社会になればいいですね。