はじめに
元々アップルはプライバシーに対しては顧客志向で以下の広告をデカデカと掲げたこともありました。
What Happens on Your iPhone, Stays on Your iPhone
これは"旅の恥はかき捨て/What happens in Vegas stays in Vegas."という慣用句をもじっていて、iPhoneの中で起きたことは外に漏れないよ~というもの。
しかし最近は児童ポルノ問題で雲行きが怪しくなってきました。
Appleが開く世界的な監視・検閲へのバックドア
上記タイトルの記事が注目を集めていて要点は以下。
- iMessageで送受信される画像をスキャンするというAppleの新たな試み
- 適用範囲は現時点では米国内に限定
- Apple社は児童搾取・虐待といった問題の解決を目的と説明
- 米国政府はこれまで幾度も暗号化された通信へのアクセスを要求してきたが憲法修正第4条の保護の対象で拒否されてきた
- 中国のWeChatでは、すでにユーザが共有する画像やファイルを監視
とのことなるほどなぁ...
思ったこと
個人的には検閲されようがそれを暴露されなければどうでもいいと思います。
日本でも児童ポルノ系のニュースはあとを断ちませんが
やっぱり判断能力がおぼつかない幼い子供をおじさんやおばさんが利用するのを防ぐのに効くのであればやるしかないと思ったり。
記事の中では
Appleの善意によって、セキュリティの義務的脆弱化の道が世界中で開かれ、善意であれば個人の生活やプライベートなコミュニケーションのスキャンが容認されるという主張を可能にし、強化しているのだ。
と批判的ですが、じゃあ「監視カメラがない世界とある世界、どちらが平和ですか?」という問いにどうこたえるのか。
方向的にはどんどん監視を強くしていくことで、善良な市民がハッピーになるのであれば大賛成と思っています。
終わりに
アップル社は賛否両論でこの案を進めようとしていますが、これって株価的にはマイナスに触れそうですがどうなんだろう。
私もiPadとiPhoneを愛用しているので、落ちてくるのであれば数株買ってみたいものです。