はじめに
鬼滅の刃をAmazonプライムで見ながら、素朴に思ったことをメモしたり落書きを投稿するコーナー。
前回は以下。下弦の鬼が登場しました。
第三話は「本当なら」です。
皆の夢
善逸は禰豆子の腕を引いてデートをする夢、伊之助は子分を連れて親分ヅラする夢を見ています。
一方で煉獄さんの夢は父親に柱になったことを報告するというリアルなもの。ここで父親は振り返りもせずに「柱になったからなんだ、くだらん。どうでもいい。どうせ大したものになれないんでな、お前も俺も」と言い放ちました。尚、煉獄さんの母親は病死している模様。
一人トボトボ帰る煉獄さんに、そっくりの弟さんが「父上は喜んでくれましたか?俺も柱になったら父上に認めてもらえるでしょうか」と駆け寄ります。ここで煉獄さんは「正直に言う。父上は喜んでくれなかった、どうでもいいとのことだ。しかしそんなことで俺の情熱はなくならない。心の炎が消えることはない」と語りかけると弟(千寿郎)の目からは涙が。煉獄さんは「お前は俺とは違う。お前には兄がいる、兄は弟を信じている。どんな道を歩んでもお前は立派な人間になれる。頑張って生きていこう」と抱きしめました。BGMも相まって泣ける~~
炭治郎の思い
魘夢の指令にて、夢の外側にある精神の核を破壊するよう命じられた少年少女。
そんな中で炭治郎もまた前回同様夢の中にて、薪を背負いながら「禰豆子行くよ」と口走り、自分で「何を言っているんだ俺は」と混乱します。
この状態で炭治郎は川辺に行くと、水面に写った自分が「起きろ!攻撃されている!これは夢だ!」と川に引きずり込むのでいよいよ『そうだ、そうだ俺は、汽車の中だ。』と気づきました。
炭治郎は現実世界で禰豆子が血を流していることを匂いで察し、「早く戻らないと、ごめんな」とちびっこ達の引き止めを振り切って家を飛び出すとそこには「お兄ちゃんどこ行くの?」と竹を咥えていない禰豆子がいます。
ここに皆が駆けつけてきて怪訝そうに見るので、炭治郎は『本当ならずっとこうして暮らしていたはずなんだ、ここで。本当ならみんな今も元気で、禰豆子も陽の光の中で青空の下で・・。本当なら俺は今日もここで炭を焼いていた、刀なんて触ることもなかった。』と悲しみにくれながらも『でも、もう俺は失った。戻ることはできない』と涙を流しながら走っていきます。大号泣...
そんな炭治郎に幼い弟は叫ぶも『もう一緒にはいられないんだよ、だけどいつだって兄ちゃんはお前のことを思っているから、みんなのことを思っているから。たくさんありがとうと思うよ、たくさんごめんと思うよ。 忘れるなんてことなんてない、どんな時も心はそばにいる。』と振り返りませんでした。
敵の術中にはまっている炭治郎は抜け出す策を考えますが、ここで父親が「刃を持て、切るべきものはもうある」と囁いてすぐ消えます。
炭治郎はその言葉を信じ、自分の首をハネることが目覚めにつながると覚悟した上で『迷うな、やれ』と血しぶきを上げて第三話が終了。やっぱり血がプッシャーと出るので鬼滅はそこが難点...
終わりに
炭治郎の夢の中にいたいという葛藤には心震えるものがあり、「ここで炭を焼いていたい」という姿勢が改めて独特だよな~なんて思いました。要はナルトやルフィーは最強になりたいという少年心がベースにありますが、炭治郎は妹を治したい・・という優しさが強さを求める原動力なんですよね。
そんな心優しい炭治郎が救えなかった亡き家族へあてたメッセージに、どうしても涙腺が崩壊してしまいました。