本音レビューログ

正直な感想



本音レビューログ

コンテンツの正直な感想と雑イラストが見所。

【劇場版】呪術廻戦0/中盤のネタバレ感想 : 乙骨の出で立ちや性格が完全に主人公のそれ

はじめに

映画「呪術廻戦 0」を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

乙骨は里香の呪いを祓うことを決意しました。

狗巻&乙骨

五条は乙骨に武器として刀を与え、そこに里香の呪いを移していくようアドバイスをします。

そこからは乙骨はクラスメイトの3人組と鍛錬をしていく中で、乙骨は狗巻棘のサポート役として商店街の呪い祓いに行くことになりました。そこで、呪言師である狗巻は喉の保養のために喉薬を購入&帳の中で呪いの群れを狗巻の『爆ぜろ』の一言で瞬殺します。ちなみに小さな呪いが集合体のように集まる演出は見ていて壮観。

それに感心している乙骨ですが、呪いを祓ったにもかかわらず帳が上がらない・・と不審がっているとニヤリと近くにいるのは夏油。以下の回でも登場した呪詛師です。

ここで乙骨達は夏油が放ったであろう呪霊と出くわしてしまい、その急な攻撃に狗巻は喉薬を落としてながらも一時退却。
狗巻は乙骨を心配し、自分一人で呪霊を倒しに行こうとしますが、乙骨は狗巻が過去に自分を気にして話しかけてきてくれたことや今回も自分を守って動いてくれたことに気づいて一緒に行くと決意しました。

夏油の企み

先程の戦いで疲弊している狗巻のために、乙骨は刀に呪いを込めて戦闘開始。
乙骨の攻撃は敵に通りませんが、その中で足元にあった喉薬を狗巻にアクロバティックパスをします。

f:id:mtiit:20211229145239p:plain
鍛えた体術と五条にもらった刀で戦う乙骨

その飲み薬で回復した狗巻は『潰れろ』と叫び、敵の準一級呪霊はペシャンコになって勝利。二人は笑顔でハイタッチをしました。青春!

仲良く喜ぶ二人を見ながら、夏油は里香が見られなくて残念な様子で乙骨が落とした学生証を拾います。
そして、今回の想定外の呪霊の出現を補助監督だった伊地知が五条に報告をすると、五条はこれが「100人の一般人を呪殺し、呪術高専を追われた最悪の呪咀師」である夏油傑が黒幕だと断言しました。

場面変わって、夏油は宗教の教祖のような存在で人間についた呪いを回収しています。
一見人間(非呪師)にも愛想がいい夏油ですが、裏では「呪術も使えない猿共め」と人間を見下しており、呪詛師の幹部を一同に集めた上で呪術界の要・呪術高専に向かおうと語りかけます。

百鬼夜行

夏油一派は呪術高専に侵入し、夏油は乙骨達に挨拶。そして「君はとても素晴らしい力を持っているね。今の世界に疑問はないかい?一般社会の秩序を守るため、呪術師が暗躍する世界さ。つまりね、強者が弱者に適応する矛盾が成立してしまっているんだ。」と持論を展開し、「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作るんだ」と続けます。

それにつっかかる真希に、夏油は「発言には気をつけろ。君のような猿は私の世界にいらないんだから」と冷たい目で言うので乙骨は「友達を侮辱する人の手伝いは僕には出来ない」とつっかかります。乙骨かっこいいよ...

夏油はそれに愛想良く謝り、五条達先生組に対して「来たる12月24日、日没と同時に我々は百鬼夜行を行う。地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めに来い」と宣戦布告。

五条が「このまま行かせるとでも?」と睨みますが、夏油は笑顔で「やめとけよ、かわいい生徒が私の間合いだよ」と脅した上で仲間を引き連れて颯爽と去っていきました。

終わりに

前回に引き続き、乙骨が大きく成長する回でした。一番熱かったのは夏油が真希に言った言葉に即座に反応し、「友達を侮辱するな」と言い切るシーン。登場時になよなよとしていたシーンから見ると大きなギャップで、見た目のかっこよさも相まって涙腺が刺激されました。

あとは、アニメ1期では不気味なだけだった夏油にも実は慕っている仲間がいることが分かったのも驚きで、言い回し一つとっても敵ながらかっこいいな~なんて思いました。