はじめに
企業の時価総額ランキングを見ると、アメリカの名だたる企業に紛れ込んでいるのが見慣れない国旗と「Saudi Aramco」という企業。
気になって調べてみましたが、サウジアラビアの国有石油会社でした。以下は気になって調べた際に調べた情報のメモです。
原油輸出量は世界最大
歴史的な経緯としては、もともとは民間の会社でした。
一方で1960年の石油輸出国機構(OPEC)結成を契機に、産油国が石油会社を国有化する動きが進み、1980年にやっと政府の100%事業参加(実質的な完全国有化)を実現したという流れ。
そしてサウジアラビア政府はその会社の名前を「サウジアラビアン・オイル・カンパニー」と命名。
アラムコでは・・?と一瞬思いますが、英名であるArabian American Oil Companyを略したのがアラムコというわけ。
よくサウジアラビアは親米と聞きますが、国営石油会社の略称に他国である「アメリカ」の名称が利用されていることからもその関係性は伺えますね。同社は産油量や採掘量、輸出量共に世界一位です。
時価総額
同社は時価総額ランキングに登場することからもわかる通り、上場しています。
どこで株が変えるのかというと、「サウジ証券取引所」。
2019年の上場当時ですが、米国のAppleを抜いて時価総額が世界一の企業となりました。
そして、IPOの調達額も256億ドルを調達した・・ということで元々の記録であった中国アリババグループの250億ドルを超える額となったんだとか。
ちなみに同社の株は楽天証券や松井証券では変えませんが、投資信託として中東のオイルマネー関連会社が入ったものは売られています。
終わりに
企業の規模を表すランキングによく登場する同社ですが、サウジアラビアにある石油会社とおぼえておけばよさそうですね。