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【梨泰院クラス】3話の感想(後半):セロイの筋の通し方に熱くなる

はじめに

イテウォンクラス(イテオンクラス)の感想をつらつらと書いています。

前回は以下。イソが登場しましたが、魅力的なキャラです。

イソ&グンス&先輩

男の先輩とイソとグンスはクラブで楽しんでいます。
先輩はイソに気があるようで「(イソを)誘ってくる」と意気込むも、グンスは「(私も彼女のことが)好きです」と伝えます。
「なんだよ~先に言えよ~」とグンスは先輩に言われると、「今気づいたんです」と遠目に見ながら気の抜けたように呟きます。青春!

その後は3人で長家の店で飲みにいこうとしますが、イソは未成年だからか他人のIDカードを持ち歩いていることがばれ、店員をしていたスアに追い返されます。その時に長家に入るのを嫌がるグンス...。もしやお前は会長の息子では!?

そして3人が次に入ったのは閑古鳥が泣いているセロイのお店。
赤字続きである店の現状を思い、男性店員はIDが偽物(他人)のカードであることは疑いながらも売上のために店に通してしまいます。

セロイとスア

セロイは自分のお店が閑古鳥なので周りのお店を見回る中で、同じく歩いていたスアと遭遇。
客が来ないことを嘆くセロイにスアは「精算書見せてくれたらアドバイスくらいするで、無駄な支出多いんちゃうの?」といった趣旨で気遣うも「売上の10%以内に店の賃料を抑えることが大事なのにそれができていない」とより高い分析ができているセロイ。それに驚くスアに対して、会長の本で飲食店の経営について学んだことを明かします。

スアとセロイは腕を組んで歩きながら「今でもかわいい」「今の方が良くない?」と甘酸っぱいやり取りを行います。これまた青春。
ここでスアはセロイのお店の中をチラッと確認し、先ほど追い返した未成年が飲んでいることを発見し、こっそり警察に通報するシーン。スアは仕事終わりはデートしようとか言ってましたが...なにしとるんや!

お店でトラブル

酔った先輩くんは男性店員につっかかりますが、そこに返ってきたセロイは男性店員を守ります。
そして、基本はお客様が大事だが「バカな客には店員は怒っていい」と先輩くんに言うと、セロイに対してブチ切れた先輩はセロイをぶん殴ろうとしますが、男性店員が間に入ってセロイを守ります。
そして一言「アニキを殴るのは許せないええ店員やんけ...

と思ったら男性店員はスイッチが入ったのか男性客をぶん殴ります。そしてそれを慌てて止めに入ったセロイにも一本背負い...全然いい店員じゃなかった...どういうこっちゃ...

そこでもう一人の銀髪女性店員が男性店員を止めると、急に我に返る男性店員。怒りをコントロールできないマンの模様。

てんやわんやしているタンバムに、スアの通報を受けてか警察が到着。結局は未成年にお酒を出したセロイ達はしょっぴかれます。

警察署の中で

警察からは「お店を2カ月閉店」させるという厳しい処罰を告げられます。

暴力店員とイソの男友達(グンス)は「自分のせいだ、お店自体は悪くない」と警察につっかかりますが、セロイは未成年を見抜かったお店が悪いと処置を受け入れようとします。
グンスは「こっちがだましたのでこっちが責任を取ります」と言うも、セロイは「責任を取れないから未成年なんだよ」と冷たくも的確な一言。

そしてグンスはやはり長家の会長の子供だったようで、腹違いの兄として会長の息子くん(グンウォン)が警察署に来ます。すると、セロイを見て「お前には縁があるな」とニヤリとし、「助けようか?」と勝ち誇った様子で手を差し出します。

先程までは高圧的だった警察も「長家の常務がそういうのであれば便宜を図れます...」と言い出すと、セロイは「僕の夢は警察官だった」と警察に告げ、「そんな情けないことをするな」と警察官に怒鳴り、「こいつは友達ではない、法的措置を受ける」と宣言。怒りで警察署を飛び出します。

セロイの計画

一連のシーンを見ていて、あとを追いかけてきたイソは「正気?あの人が助けてくれるのに。2ヶ月も閉店していたら店が潰れますよ?」と問うも「助けを受けるくらいなら死んだ方がまし」とセロイは返します。

それを聞いて、「プライドの方が大事なんですね。商売人に妥協は必要ですよ...」とイソも論理的に返します。おっしゃる通りな気もしますが父親の仇ですからね。

それを受けてセロイの名言。

1回だけ...と楽な方に妥協すれば、それを繰り返していくうちに人は変わってしまう

そんな会話をしているとグンウォンも参戦し、「世間知らずのガキだ、俺のせいで人生台無しだな?父親を殺したのは俺だ。また殴るか?得意だろ?殴っていいぞ?」とセロイを煽ります。

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グンウォン「また殴るか?得意だろ?殴っていいぞ?」
するとセロイは言います。

9年間耐えてきた。お前の時効まであと6年ある。
俺の計画は15年がかりだ!

うわ~、おじさんをひき逃げした罪を償わせるという思いはまだあったんだ!

それを聞いてその場に立ち尽くすイソ。最初にセロイと会った時に「私の父親をあの女は殺した、それでも殴らずにいれるのか?」とセロイに言った嘘が現実に目の前で暴露されるという...

終わりに

いや~~、最後のシーンはかっこよかった。

お店を出してお金持ちになることが目標と思っていましたが、なるほど司法の場での親父さんの敵討ちはまだ諦めてないんですね。
長いものに巻かれがちな自分は、フィクションと分かっていてもセロイの不器用ながらも真っすぐな様子に熱くなります。改めて1話の時はただの暴力マンでしたが、親父さんの仇をはらすべくそれを堪える様には7年間での心の成長が見えます。いい主人公...

イソは仲間になるのか?お店は本当に休業するの?...次回も楽しみです。