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【呪術廻戦/アニメ版】23話の感想 : 八十八橋での伏黒覚醒シーンは鳥肌モノ

はじめに

呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったセリフやシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。

第二十三話のタイトルは「第23話 起首雷同-弐-」。
前回は以下。伏黒、釘崎、虎杖の3人は呪霊がいる領域に侵入しました。

八十八橋の呪い退治

口から血を吐く緑色の呪霊(血塗:けちず)と虎杖は肉弾戦、伏黒と釘崎は大量のモグラの敵を次々倒していくシーンから始まります。

伏黒は『これなら早いうちに祓える...』と見込みますが、ここで壁から腕が出て釘崎が引き込まれていきます。
釘崎は冷静に「問題ない。あんたはモグラを叩け」と言いますが、伏黒は取り乱しながら「くそっ、あいつよく吸い込まれるな」と突っ込みます。これが笑える。(以下の回でも確かに呪霊に吸い込まれていました)

虎杖と戦っていた血塗は釘崎が引き込まれていった穴に自らツッコんで行き、伏黒は虎杖に「そのまま追え、釘崎もそいつも結界の外に出たんだ。予想以上にめんどくせぇのとバッティングしているかもしんねぇ、逆にこっちは想定よりずっと楽だ。釘崎優先、追え!」と言い、虎杖は伏黒を心配しながらもそれに従います。

釘崎を外に連れ出したムキムキ上裸男(壊相)は、釘崎に「我々兄弟に課せられたおつかい。その中に呪術師殺しは含まれていない、引けば見逃しますよ、お嬢さん。」と紳士的に言い、釘崎は『呪霊?呪詛師?どっちだコイツ』と分析します。おつかいってことはこのキャラ達は真人からの差し金なんでしょうね。

伏黒は式神との連携プレーでモグラを全て祓って一安心しますが、ここで少年院の時にいた白い呪霊とそっくりの呪霊が登場。ここでオープニング。

伏黒が覚醒

伏黒は今回の呪霊が呪殺を始めたタイミングが虎杖と出会ったタイミングと重なることから『これは共振だ。取り込まれた呪霊の中で力を抑えていた宿儺の指が虎杖の受肉をきっかけに呪力を解放したんだ』と理解し、敵の呪霊の見てくれは少年院の時と同じものの少年院の呪霊より数段強いと読みます。

ここで伏黒は五条と修行をする回想シーン。
五条は伏黒に「あとは意識の問題だと思うよ。恵、本気の出し方知らないでしょ?」と問いかけ、前回の野球の際に送りバンドをしたことを例に自分や虎杖なら常に個人プレーでホームランを狙うと言います。あの野球回がここにも聞いているとは...

伏黒は「他の術士との連携は大事でしょ」と反論しますが、五条は「周りに味方が何人いようと、死ぬ時は一人だよ?」と低いトーンで返し、「最悪自分が死ねば全て解決できると思っている。それじゃ僕どころか七海にもなれない」と伝え、最後に「死んで勝つと死んでも勝つは全然違うよ、恵。本気でやれ、もっと欲張れ」と言いました。 

伏黒は虎杖(宿儺)にも「宝の持ち腐れだな」と言われたこと思い出し、『イメージしろ、自由に、限界を超えた未来の自分を』と自分に言い聞かせながら指を組み、「やってやるよ!」と叫びます。

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伏黒恵「領域展開」
 
ここで伏黒は領域展開”嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)”を発動、黒い影のようなもので敵を囲みながら『不完全、ブサイクもいいとこだ。だがこれでいい、もっと自由に、広げろ、術式の解釈を』と歯を見せながら不気味に笑い敵に攻撃、最後は玉犬の一突きで呪霊を倒します。ここのアニメーションと音楽が鳥肌級に良かった。

伏黒は宿儺の指を回収し、「疲れた。どこだよあいつら...」と言って倒れ込み、それを見ていた宿儺は「いい、それでいい」と笑います。

伏黒の過去と懺悔

中学校時代、”相手の尊厳を脅かさない線引きを守ることがルールである”という信条の伏黒は、それを守らない悪ガキを大量にのしていました。それを見ていた腹違いの姉の津美紀に「もう喧嘩しないって言ったよね?」と言われるも「保護者面すんな、気持ち悪い」と吐き捨てていました。

ここで伏黒は少年の頃、「禪院家から売られた&伏黒が呪術師になるという条件に金銭的援助を受けれること」を五条からデリカシー無く告げられたシーンが入ります。

伏黒は、津美紀が「自分が誰かを傷つけると本気で怒ってきたこと」に”事なかれ主義の偽善”と思って苛ついていたものの、その考え方は誤っていたと自省します。
そんな過去を思い出しながら『俺が助ける人間を選ぶように、俺を選んで心配してくれてたんだろ?悪かったよ。謝るからさ、さっさと起きろよバカ姉貴』と思いながら倒れ込み、結局は戦闘の疲労か眠りに入ります。姉に心の中で謝るシーンは泣けた...。

壊相VS虎杖&釘崎

伏黒が宿儺の指を回収したことを気配で察知したのか、ムキムキ男(壊相)はそちらに向かって移動します。
背中を見せずに後ずさりする壊相に釘崎は突っ込むと、「自分の背中がコンプレックスでして...。警告です、私の背中を見たら殺します」と返します。

が、ここで虎杖と血塗(壊相の弟)が穴から遅れて登場し、がっつり背中が見られてしまいます。背中には大きな目と口があり、壊相は「見たなああああ!」と逆ギレ。釘崎は冷静に「じゃあなんでそんな格好してんだよ」と突っ込みます。

壊相は背中の目から血を吹き出しながら「蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ )極ノ番 、バチ殺し」と言いながら攻撃態勢を取ってエンディング。

終わりに

ムキムキお兄ちゃんは強そうですが、それと比べると虎杖と対峙していた緑色の物体が弱すぎるような。今後の戦闘で弟側も強キャラになるんですかね?

そして一番の見どころはやっぱり伏黒の領域展開。
今まではクールなキャラでしたが、プッツーンと感情的に笑うシーンにはなんとも言えぬかっこよさが。

ちなみに、全体を通して緊張感ある本編とは対照的に、予告前にある「じゅじゅさんぽ」の「ふしぐろきゅーん!」のシーンのギャップには笑いました。

次回も楽しみです。