はじめに
呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)を初見で見ながら、思ったことをネタバレありで書いています。
尚、青文字は話の中で印象に残ったシーン、赤文字は私の印象に残った感想です。
前回は以下。宿儺が虎杖の応答がないことに不敵な笑みを浮かべるシーンで終わりました。
第五話は「呪胎戴天-弐-」がタイトル。
伏黒VS宿儺
伏黒は気配から敵の特級呪霊が死んだことを察します。
その瞬間、後ろには虎杖(宿儺)がいて、「残念だが奴なら戻らんぞ」と話しかけてきます。
宿儺は虎杖が人格を奪うのに時間がかかっているがすぐに制御しにくると読み、「小僧を人質にする。俺はこれ(心臓)なしで生きていけるが小僧はそうはいかん。俺と変わることは死を意味する」と自分の胸から心臓を取り出して捨てます。そして、宿儺は呪霊から奪った指を飲み込み、「さてと、(お前を)殺す。」と戦闘態勢。
伏黒が「虎杖は自分が死んでも戻ってくる、そういうやつだ。」と言えば、「買い被りすぎだ。断言する、奴に自死する度胸はない」と宿儺は返します。
伏黒は勝てるかどうかに迷いながらも『できるかじゃねぇ、やるんだよ』と自分を奮い立たせ、鵺と大蛇の式神を出して攻撃をしかけます。その攻撃を見た宿儺は、伏黒の能力に感心しながらも「つまらんことで命をかけたな」と余裕で撃退。
伏黒が虎杖を助けた理由
ここで伏黒の回想シーン。
「誰かを呪う暇があったら大切な人のことを考えていたいの」と綺麗な女性が言い、伏黒の心の声で『疑う余地のない善人で誰よりも幸せになるべき人だったが、津美紀は呪われた。なのに俺の性別を知らずに恵なんて名前をつけた父親は今もどこかでのうのうと生きている。』と言います。そして、『不平等な現実のみが平等に与えられているが、少しでも多くの善人が平等を享受できるように、俺は不平等に人を助ける』と続け、オーラを出しながら戦闘態勢を取ります。伏黒にも何やら哀しい過去があるんですね...
そのオーラを見た宿儺は「いいぞ。お前が命を燃やすのはこれからだったわけだ」と伏黒の才覚を見て喜びますが、ここで虎杖が制御を取り戻します。
前回虎杖に「じゃあなぜ俺は助けたんだ?」と聞かれた答えとして、伏黒は「お前のような善人が死ぬのを見たくなかった。結局はわがままな感情論で迷いはしたが、俺はヒーローじゃなくて呪術師。それでいいんだ。俺はお前を助けたことを一度だって後悔したことはない。」と優しい目をして伝えます。
虎杖は「そっか。やっぱり伏黒は頭がいいから、俺よりいろいろ考えてたんだろ。あー、悪い、そろそろだわ。長生きしろよ。」と言い残して前のめりに倒れます。それを見た伏黒は唇を噛みます。泣ける..
虎杖死す
五条は眼鏡のお兄さんと一緒に、死体になった虎杖を見ながら「虎杖が死刑を回避したことを面白くないと思った上層部が、特級を利用して始末したってところ。犯人探しも面倒だし、いっそのこと上の連中全員殺してしまおうか」と怒ります。
すると、医者のような美人女性(家入硝子)が「珍しく感情的だな。これが宿儺の器か。好きにばらしていいよね?」と明るく言います。
シーン変わって学校にて、釘崎は虎杖が死んだことや死に際の言葉が「長生きしろよ」であったことに対して気丈に振る舞うも、内心はこたえています。
そんな中で、2年の先輩が3人やってきて”交流会”と言う名の呪術師同士の戦いの場があることを二人に伝えると、虎杖から託された二人は『俺は』『私は』『『強くなる』』と胸に誓いながら参戦を決めます。ちなみにここで出てきた先輩は「最初は強気に話しかけるもそんなつもりじゃなかった姉さん(禪院真希)」「語尾がおにぎりの具になる謎兄さん(狗巻棘)」「謎のパンダ(パンダ)」と皆特徴的。
意味深な二ヤリ
シーンが変わって、妖怪を引き連れた男性が映り、ツボのような頭の一つ目の妖怪に「指一本使って宿儺の実力を確かめる必要あったのか?」と問われると「中途半端な当て馬じゃ意味はないからね。」と返します。
妖怪(呪い)は人間を駆逐したいようで、男性にアドバイスを求めますが「人類最強の五条を殺すこと&虎杖(宿儺)を仲間に引き入れること」ができれば呪いは人間に勝てると言います。呪いは虎杖は死んだはずでは?と聞けば、男性は「さぁ、どうかな」と二ヤリとし、宿儺が映ってエンディング。
終わりに
伏黒が虎杖を助けた理由にも繋がる「少しでも多くの善人が平等を享受できるように、俺は不平等に人を助ける」というのは名言ですね。一気に伏黒のファンに。結局は1年生3人を好きになりましたが、それと比べるとめちゃくちゃな設定な2年生(特にパンダとおにぎりくん)を好きになれるか心配になります。
そして、ファミレスで呪いと和気あいあいとしていた男性は何者なのか?さすがに虎杖は復活すると思っていますが、どういう理由で復活するのか?次回も楽しみです。