法定通貨にBTC
ニュースの要点は以下。
- マイアミで行われている仮想通貨カンファレンス「Bitcoin 2021」でエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領がビットコインを法定通貨として採用する可能性があることを発表
- 法案は数日後に議会に提出される予定
- 同国がビットコインを法定通貨として採用すれば世界初の国家
ふむふむ。で、法定通貨ってなんだっけ?と調べると、「債務弁済をする時に使われる通貨」を指します。分かりやすく言うと日常的に使われるお金、ですね。
例えば、日本では日本銀行券&造幣局が製造した貨幣が法定通貨。なので、なにか法的な弁済をする時に「ドルで支払います」と言うと、相手は断ることができるってわけ。いやいや円でください、と。実際、コンビニでドルで支払おうとしても断られますもんね。
また、エルサルバドルの法定通貨は現在はアメリカドル。もともとは「サルバドール・コロン」という通貨を使っていました。
思ったこと
エル・サルバドル大統領によると、同国民の70%は銀行口座を持っていないんだとか。
一方でBTCやETHなどの暗号通貨ならスマホとネット回線があれば決済可能。しかも手数料も低くて海外にも送金できる。
日本人の感覚からすると、「決済が即時に反映されない」「価格が大きく変動する」というデメリットが目について円を手放すイメージはわきませんが、インフラが整っていない国であればそういう選択肢もあるんでしょうね。
終わりに
エルサルバドルは南米にあり、サーフィンの大会などもあるので観光地とても人気が高いのかな?と思いきや治安は結構悪いみたい。もしいつか行くことがあればビットコインがないとお買い物ができない、なんて可能性もあったり。素朴に自前で仮想通貨作ればいいのでは?とも思ったりしますが、すでにあるところに乗っかるほうが楽な面もあるんでしょうね。おもしろいニュースでした。