はじめに
世界最大の暗号資産取引所バイナンスに対して世界の各国は執行措置を取りつつあります。
本記事では「バイナンスって何?」という方向けに入門記事を書いてみました。
バイナンス?
バイナンス(BINANCE)は、ユーザー数/月間取引高で世界有数の規模を誇る仮想通貨取引所で、元々は香港に本社を置いていたが今はマルタ島に本拠地を移している。マルタ島に置く理由はいわゆるオフショア、要はタックスヘイブン制度のためですね。
バイナンスはアカウント登録に際に身分証明書が必要なく、メールアドレスとパスワードを設定するだけで簡単に口座開設を行えます。
しかし日本に住む人は同サービスは建前上利用できません。
なぜならバイナンスはビットフライヤーやコインチェックと違って仮想通貨取引所を運営する上で必要とされる仮想通貨交換業登録を完了していないから。グレーな無登録取引所というわけ。
実体は皆は使用している
イギリスの例ですが、英金融行動監視機構(FCA)はバイナンス(Binance)に対して警告を発しました。。
これは、バイナンスが「イギリスで事業を行うための認可、登録、ライセンスを保持していない」にもかかわらずウェブサイトを通じてイギリスの顧客に商品やサービスを提供しているから。
でもそれはそうで、ウェブサイトなんて日本はもちろん世界のどこからでもアクセスができますからね。
バイナンス側は「いやいやイギリス人が勝手に利用してるんだよ」と言えそう。
しかしやっぱりグレーなので、本格的に世界から締め出しを食らわさないと世界大手のコインベースのように真面目に許可をとって透明性を確保している企業がバカバカしくなりますからね。
終わりに
バイナンスに対して逆風はすごいですが、日本でもよく聞く取引所。
日本の金融庁も「警告」を与えているようですが、同組織はどうなるのか?
引き続きウォッチしていきます。