映画館にて
先日、えんとつ町のプペルを見に映画館に行ってきました。
ただ、背景として世間はコロナ一色。
映画館は感染対策ばっちりできています〜とは言いますが、不要不急な気もしてなんだか少し後ろめたい気持ちもどこかにありました。
U-Nextの広告
映画の上映前に流れる広告の一つに、ひとり暮らしをしている男性が実家の親から「古いビデオ捨てていいか?」と聞かれるところから始まる映像が流れます。
その男性は子供の頃に熱心に映画を録画し、自分で背表紙を手書きしていたことを回想。
当時の熱を思い出し、捨てずに自分の部屋に送って欲しいと言い、自分の部屋でその映画を見るという流れ。
ここまでは、ふーん。と思っていたのですがそこで
映画なんて、見てる場合だ
というメッセージ。この言い方だと普通は「映画なんて見てる場合か」という、コロナでそんなことしてる場合じゃないだろという批判っぽいニュアンス。でも最後は「だ」。こういう皆が気持ちが塞いでしまう時にこそ「映画を見て元気を出そう!」というメッセージ。
ありがとうU-Next
そしてスポンサーはどこかと思ったら映画視聴サービスのU-Next。
このCMをYoutube広告ではなく映画の広告に出すのが泣けるんですよね。
要はYoutube広告だと「映画館に行かなくても今はスマホでも見れるよね」という意味になりますが、映画館に出すことで「映画館で見る映画もいいけどスマホでも見れるよ」というメッセージに。映画を見にきた後ろめたいと思う気持ちを振り切ってくれる。この広告に泥を塗らないよう、感染対策はしっかりしようとも思いました。
コロナ禍で映画を見にきた人にこの「映画なんて見てる場合だ」というパンチの効いた広告。ファンになっちゃいました。
推せます。