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岡田斗司夫がえんとつ町のプペルをディスるとキンコン西野に売れないYoutuberと言い返された件に思うこと

はじめに

過去に西野さんと何度も共演し、対等に話をしていた岡田斗司夫さん。
個人的にも岡田さんの先進的な考えや”千と千尋の神隠し”の解説のようなマニアックな見方に好印象を持っていました。

そんな岡田さんが「『えんとつ町のプペル』を見ない理由、話します / OTAKING talks about "POUPELLE OF CHIMNEY TOWN"」という動画を公開。
すると、それに対して西野さんが名指しで反論するという事態に。

以下はその流れと感想です。

意見の応酬

岡田さんは「えんとつ町のプペルは」は「おもしろいと思うが自分にとっては価値がないと見えているので見ない。なぜなら、嫌いな映画は泣かせる映画だから。」と動画内で言及し、続けて「面白いアニメは必ずオタクに見つかって2次創作(パロディ)されるがプペルは無い」ことを理由に「客観的にもつまらないのでは?」という意見を展開。

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岡田斗司夫さんが映画プペルを感動ポルノと切り捨てる

動画では「配信に降りてきたら見ると思うので内容についてはその時に...」と言ってそこまで攻撃的な感じでもありませんでしたがこの「プペルに対するディス」にキングコング西野さんが反論。

この岡田さんの批評に対して西野さんは「さすがに雑すぎる」という文言にてツイッターで反撃を行い、具体的には以下がおかしいと具体的に指摘。

  • 2次創作されているアニメが面白いというものは統計の取り方が主観的であり誤っている
  • プペルに関しては公式がしかけていない二次創作は大量にあるしそれは少し調べれば分かること

そしてこれだけに留まらず、「サムネのデザインから始まって、今回の岡田さんのお仕事はヘイトを集めて再生回数を稼ぐ売れないyouTuberの仕事で評論に値しない。あのポジションを守りたいのであれば、もう少しだけ視野を広げて、勉強された方がいいと思います」と痛烈に反論しました。

思ったこと

私は作品を批判する人も作品を生み出す人も好きで、それこそ「あの人はこの映画に対してどういう感想を言うんだろう?」というのは結構気になったりします。例えば、鬼滅の無限列車を見た際もあまりにおもしろくて「鬼滅映画 感想」とネットで検索をし、いろんな人の感想を読み漁りました。

なので、岡田さんがプペルに対して批判をするのは個人的にはアリと思いつつ、「見てもいないのにこんなにディスる」というのは確かにマイナスかもな~と思いました。というのも、実際売れていないYoutuberは殺人事件などの時事ネタに対して「加害者側は悪くない」と刺激的なタイトルをつけて再生数を稼ぎます。それに通じるところは少しあるように感じました。

一方で、岡田さんが動画内で述べていた「自分の語ってるメッセージに対する疑問や反論を作品の中に取り入れてない&自分に対する反省が作品の中にないから、説教みたいな映画になっている」という部分は個人的には説得力があり、確かに映画を見てみると主人公には体制側をおもんばかる葛藤がありませんでした。

終わりに

岡田さんが「見ていないにもかかわらず」客観的ではない下げ分析をしたからこそ、西野さんにそのかっこ悪い部分を指摘されたという構図で、逆に映画をちゃんと見た上で上記青字を疑問点と上げ、プラスで良かった点をちゃんと触れていたら岡田さんの株は上がった気がしました。

というわけで改めて見た上での感想動画を楽しみに待ちたいと思います。